5月26日、台風1号が発生したそうです。
少し前までは「今年は桜の開花が早いなぁ」とか言っていたのに、あっという間に台風の季節になってきますね。
学生食堂に協力してくれている福島大学の災害ボランティアセンターの学生さんのうち、4年生の学生さんは就職活動に向けて一次試験を突破した方や、6月に試験があるので試験に向けてしっかりと準備をしている方等の話を聞くと、これまた季節の移ろいを感じます。
「年年歳歳花相似 歳歳年年人不同」の言葉通り、自然の移り変わりは毎年同じようであったとしても、人は一年一年留まることなく変化していくことを実感しないわけにはいきません。
ただし学生さんは一年一年変化していっても、それと同じように自分自身が変化しているかと言うとそれほど変化している気がしないと言いますか、確かに一年分老いているのかもしれませんが、それを感じる機会がそれほどあるわけではなく、と書こうとしたら、つい先日忘れ物をしないようにと玄関に準備していたモノを忘れて出かけるという残念なことがありました。

さてそんな5月26日ですが、5月の学生食堂の活動を行いました。
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肝心の手元が見えていませんが、本日炊くお米を計量しています。
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お米を研いでいます。
お米の研ぎ方は自治会長直伝の研ぎ方を教えて頂いたのを他の学生さんにも伝達しています。
こうして受け継がれていく一子相伝の技、というと北斗神拳の極意みたいですね。
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一方こちらでは鍋に大量の豚肉を投入しています。
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鍋いっぱいの豚肉です。
大型の肉食獣ですら「今日はもうお腹いっぱいだから、明日以降に食べる分として残しておこう」と心に決めるくらいの量です。
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一方こちらは差し入れで頂戴した恒例のヨーグルトです。
本日の差し入れはヨーグルト以外にも珍しい味のポテトチップやゼリー、チョコなどです。
これだけ差し入れを頂けるというのは学生食堂が受け入れられている証拠ですね。
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そして完成した丼にごま油をクルッと一周分かければ、
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本日の献立、豚キムチ丼の完成です。
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今日は学生さんが8人参加してくれていますが、まずは味の説明が出来るように自分達で試食です。
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食事を取りに来てくださる方の中には、歩行の際に杖をついている方もいます。
そういう方も安心して食事を食べて頂けるように学生さんが住まいまで運んでいます。
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食事を取りに来た自治会長さんと懇談中です。
食事を取りに来て「はい、さようなら」ではなく、受け渡しの際の交流こそが(もちろん学生さんが真心を込めて作ってくれているので、味が美味しいというのもありますが)学生食堂の醍醐味です。
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今日も大盛況のうちに活動を終えることが出来ました。
6月も楽しみにしていてくださいませ。

本日4月27日からGWに突入したという方もいらっしゃることでしょう。
今日から5月6日までの10連休なんて羨ましい限りです。
10日間も続けて休みが有ったら何をするんですかね。ここぞとばかりに海外に行っちゃったりするのか、それとも円安で海外に行くと高くつくから国内旅行を満喫するのか、それとも自宅でまったりと撮りだめておいた番組を見るのか、はたまた積み重なっている本を読むのか、買ったけれども手つかずのゲームをプレイするのか、久しぶりに顔を合わせる友人と呑みに行くなんていうのも良い過ごし方ですね。
福島県内の新聞に目を通してみると、4月26日に福島県磐梯町の道の駅にあの有名アウトドアブランドのモンベル公式ショップがオープンしたそうです。
これはキャンプや登山が好きな方にはたまりません。かく言う私も登山靴にはここ数年モンベルの登山靴を愛用させて頂いております。様々なメーカーが登山靴を出していますが、やはりモンベルは国産メーカーということで、日本人の足にはしっくりくるんですよね。靴に足を入れて一歩踏み出した瞬間から、この靴なら安心して山頂まで足を任せられるなという気がしてきます。「相棒」の杉下右京さんに対しての亀山薫さんのような、少なくとも私の足にとっては登山の頼れる相棒です。
そんなモンベル、ここからは敬愛の意味を込めて、普段から呼んでいるようにモンベル先生と呼ばせて頂きますが、モンベル先生が福島県磐梯町に公式ショップをこのタイミングでオープンして下さったというのは、山好きにとっては非常にありがたい話です。
福島県のメジャーどころの山と言えば、何と言っても安達太良山や磐梯山ですが、両山共に5月中に山開きします。ですからモンベル先生でギアを揃えて、準備を万端にして、もしかしたらまだ残雪が残るかもしれない山にアタックしていくというのはワクワクする瞬間です。これがラジオ番組だったならば、ここでオレンジレンジさんの「ココロオドル」が流れてくるところです。

そんなモンベル先生の公式ショップオープンから1日が経った27日に、4月の学生食堂を福島県二本松市にある災害公営住宅若宮団地で実施しました。
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今日は初めての献立です。
これがなんだか分かりますか?
焼き色の違うクッキーみたいにも見えますし、お節料理に入っている、というかお節料理以外に入ってみるのを見かけない丸くて黄色いやつ(名前は何ていうんでしょう。知っている方がいたら教えてください)をついつい加熱し過ぎて茶色くなってしまったようにも見えます。
もしそうだとしたら、
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犯人です。
まさしく犯行の瞬間を押さえた証拠写真です。
でもこの今バーナーであぶっているのは、クッキーでもなければ正月にのみ顔を出すレア食べ物でもなく、チャーシューです。
そうです!
本日の献立はチャーシュー丼です!
本日の学生食堂にも
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すっかり学生食堂の常連メンバーも何人も参加してくれています。
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彼、彼女達は(大体彼、彼女という順番で書きがちですが、別に彼女、彼達でもなんら問題はないはずなのに、自然と男性の人称を先に書いてしまうのは幼少期からの刷り込みなのでしょうか。そういう良くない認知は令和の時代には持ち込みたくないものです)それこそGWで締め切り前の漫画家みたいに忙しいのにも関わらずに学生食堂に参加してくれています。
そんな素敵な彼女、彼達は何者なんでしょう。
そうです、私が変なおじさんです!
どうしても「そうです」の後に名乗る機会があるとしたら、私たちの世代は志村けんさんの変なおじさんが出てきてしまいます。
志村けんさんと言えば変なおじさんやバカ殿に代表される様々なキャラに扮したお笑いが、今でも世界中の人を笑顔にしてくれていますが、演技も素晴らしいんですよね。先日「鉄道員」を改めて観たのですが、志村けんさんの酔っぱらいの演技、雪の中を高倉健さんに家まで連れていかれるシーンは素晴らしかったです。
それで彼女、彼達が志村けんさんと関係があるかと言うと、一切そんなことはなく、福島大学災害ボランティアセンターの学生さん達です。
今年度も昨年度に引き続き多くの学生さんが参加してくれ、今日も7人の学生さんが参加して調理から、団地の方との交流、後片付けまで積極的にやってくれています。
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そんな学生さんの姿を見て、本日も団地の方がヨーグルトを差し入れしてくださいました。
このヨーグルトが絶品で、私もヨーグルトの種をもらって、家でも作っているんですが、こんなにクリーミーにならないんですよね。このヨーグルトが豆腐で言えば「絹」、私のヨーグルトが「木綿」くらいの違いがあります。
三国時代の魏の曹植の『七歩詩』でなくとも、元々同じなのにも関わらずに、そして同じように作っているのに違いが出てしまうのは、なんとも不思議です。
そんな不思議がっている間に、
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チャーシュー丼が完成しました。ここに食事を取りに来て下さる方の好みに合わせて食べるラー油をトッピングすれば完成です。
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というわけで、まずは試食です。
バーナーで炙ったチャーシューの香ばしさが口いっぱいに広がります。
そしてチャーシューの油をネギのさっぱりさが弁証法的に美味しさを何段階も引き上げてくれます。
味変に食べるラー油がかかったチャーシューを頬張れば、尾瀬の山とスイスの山ぐらいの違いがあります。ちなみにどちらの山にも行ったことはありません。ただの想像です。
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というわけで本日も多くの方に学生食堂に来て頂きました。
3月の学生食堂はメンバーの中に卒業生もいたので、3月上旬に実施して、今回が4月下旬と少し時間が空いてしまったので、団地の方の中には学生食堂はもう終わってしまってすごく悲しんでいたという方もいらっしゃいました。
でも安心してください。
はいてますよ。
じゃなくて、今年度も学生食堂やりますよ!

3月8日、テレビを見ていて衝撃が走りました。
鳥山明先生の訃報です。
子どもの頃から鳥山先生が生み出したDr.スランプやドラゴンボールを読んだり、見たりして育ちました。
鳥山先生がキャラクターデザインをされたドラゴンクエストをプレイして育ちました。
鳥山先生が想像した世界やキャラクターはいつも身近に存在し、そして私をハラハラ、ドキドキ、ワクワクさせてくれました。
きっとある年齢以上の人、特に男性であればかめはめ波を放つポーズをしたことは通過儀礼としてあるはずです。もちろん私もその一人ですし、かめはめ波に限らず、魔貫光殺砲を指から出そうとした人も数知れないはずです。
桃白白に敗れる孫悟空にも、まるで自分が強大な敵に打ち負かされたかのようにショックを受け、ナッパがベジータとともに地球にやってきて、それまでの孫悟空のライバルとして出て来たキャラクター達がなすすべなくやられてしまう時の絶望感には、心の中で(もしかしたら実際に口に出していたかもしれませんが)早く悟空来てくれ!と叫ばずにはいられませんでした。
絶望感と言えばナメック星でフリーザと対峙した際にこれまで戦闘力(戦う力を数値化するというのも鳥山先生の素晴らしい発明ですよね)が数万だったのが、急に「私の戦闘力は53万です」という当時では途方もない数値が出て来た時には、ベジータではなくとも涙しそうになったものです。
きっと私よりも上の世代の方はアラレちゃんを読んで、これまでの「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」の3つの挨拶に加えて、「んちゃ」がどの時間帯でも使える便利な挨拶として交わされていたでしょうし、アラレちゃんをまねて伊達メガネを装着した方もいたでしょう。
アラレちゃんで思い出しましたが、鳥山先生のネーミングセンスも独創的で「則巻千兵衛」「則巻アラレ」と言ったアラレちゃんのキャラクターも、「ブルマ」「トランクス」と言ったドラゴンボールのキャラクターまで、ストンと受け入れてしまえるから不思議です。「トランクス」と言ったら男性用の履物の名前なのに、それをキャラクターの魅力と相まって、カッコいいと思えてしまうんですからね。
鳥山先生の生み出す世界はもちろんその圧倒的な画力もさることながら、魅力的なキャラクターが数多くいて、ただ強いからキャラクターを好きになるだけではなく、ミスターサタンのようなキャラクターも最終的には好意的に受け入れずにはいられなくなってしまう、それだけキャラが立っているんでしょうね。漫画だけではなく、ドラゴンクエストの敵キャラまでどこかキュートで、RPGで敵キャラなんて、そして雑魚キャラなんて、本来は経験値を稼ぐために倒すだけの存在かもしれませんが、スライムを始めとして愛着がわくのも、鳥山先生がデザインされているからなんでしょうね。
今後は鳥山先生の描き出す新しいキャラクターに出会えないと思うと、私の日常も彩りを失ってしまうように感じます。本当に現実にドラゴンボールがあって、7つ集めるとシェンロンが出てきて願いを叶えてくれるなら、と世界中の鳥山先生のファンが思っている事でしょう。
天国で自分が生み出したキャラクターに囲まれている鳥山先生のご冥福をお祈りします。

そんな超ド級のショックな出来事から一夜明けた3月9日、3月の学生食堂を実施しました。
2024年に入ってからはだいたい月末付近の日曜日に実施する事が多かった学生食堂ですが、毎回協力してくれている福島大学の災害ボランティアセンターの学生さんのうち1名が3月末で大学を卒業するので、今月は早めの実施となりました。
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その卒業する学生ですが、学生としては最後の学生食堂ということで、ネギが真っすぐに育っているかを確認しています。
「学生としては最後の学生食堂ということでネギが真っすぐに育っている」なんていう行為も日本語も存在しないですよね。
実際にはなんとなくやってる感を出すためだけのやらせ写真です。
でもそんな行為をしたとしても後輩達からは、先輩ったらまた何か変な事してるわ、ぐらいで受け入れられるのは人徳というか、これまでの付き合いから生まれる絶対的な信頼関係の証ですよね。
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豚肉にキャベツを投入し、キャベツがしんなりとしてきた頃合いを見計らって、
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回鍋肉の素みたいな、魔法の調味料を投入していきます。作る量が量なので、業者か!というぐらいの量です。
そもそもこれだけの回鍋肉の素を買い占めたら、独占禁止法で逮捕されても文句は言えないレベルです。
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そして完成したのがこちら。
キャベツのシャキシャキの食感とネギの旨味、豚肉の味わいを味噌の味付けが包括的に包み込んで、口の中で何とも言えないハーモニーを生み出します。
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今日も美味しい食事を作る事に成功!の笑顔です。
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そして本日も多くの方にご来場いただき、回鍋肉丼をお渡しする事が出来ました。
来て下さる方も学生の事を覚えてくれて、「卒業おめでとう。社会人になっても遊びに来るんだよ」と何人もの方が声掛けをしてくださっていました。
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活動の最後に卒業生から在校生へメッセージを語ってもらったのですが、『そしてバトンは渡された』や『ラーゲリより愛を込めて』を観終わった時と同じような感動に包まれました。
そしてまさしく先輩から後輩にバトンが渡された瞬間でした。
バトンを渡して社会人になっても、引き続き学生食堂に遊びに来て、元気な顔を見せ続けてもらいたいものです。

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