今年(2023年)の夏は暑かったですね。
と8月27日現在で書きたいところなのですが、今後もしばらく暑い夏が続きそうです。
私が住んでおります福島県中通りの週間天気予報を見てみると35度付近を行ったり来たりと、今夏が「おいおい、もう残暑を感じたいってかい?まだまだオイラの出番は終わらねぇぜ」と胸を張っている様子が目に浮かびます。
私事になりますが、9月3日に伊達市で開催される「伊達ももの里マラソン大会」に出場予定なのですが、こんな暑い中で走って熱中症になったり、具合が悪くなったりしないかしらと心配になります。運営側もスタート時間を早めてくれたりしているのですが、それでも朝7時ぐらいから外に出ると、すでに口をついて出るのは「あー、暑い」です。
そんな状況ですからもちろん練習にも熱が入りません。熱があるために熱が入らないというのもおかしな話ですが、仕事が終わって夕方走ろうと思っても、雲一つない空の下、気温が30度を越えていたりすると、こんな中走って体調を崩したら良くないから走るのは中止にしようと思います。かといって雨が降っていた場合も気温は下がるかもしれませんが、こんな中で走って風邪でも引こうものなら大変だからと練習はしません。準備体操をして今日こそは走るぞとやる気満々で外に出ても、風が強かろうものならすぐに家に戻ります。ダメな宮沢賢治の「雨ニモマケズ」みたいです。果たして当日どうなるのか、というか、どうにもならずに散々な結果になるのは目に見えていますね。

いつものように前置きが長くなりましたが、本日8月27日、8月の学生食堂を実施しました。
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ここからは料理工程の写真を載せながら説明をさせて頂きます。まずは寸胴に卵を投入していきます。
玉子が焦げ付かないように念入りにかき混ぜていきます。
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玉子をかき混ぜている隣りではお米を研いでいます。研いでいるのは今春福島大学に入学し、4月から毎月学生食堂に参加してくれている学生さんで、学生食堂を開催している団地の自治会長さんに米の研ぎ方を直々に教わったので、米研ぎなら俺に任せろ感がすでに出ています。
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更に米を研いでいる隣りでは生姜に恨みがあるかの如く、みじん切りにしています。二人とも家で生姜をみじん切りにした経験はないとのことでしたが、それは見事な、みじん切りされた生姜からでは原形が想像できないぐらいのみじん切り具合でした。
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先程まで玉子をかき混ぜていた寸胴の玉子がスクランブルエッグに早変わりした時点で一度寸胴を空にして、鶏ひき肉を投入していきます。こちらは特に形容するようなところはないのですが、それでは寂しいので強いて言えば、トレイからひき肉がなかなか離れないのを、ハンマー投げの選手が発するように「せいやっ」と掛け声をかけながら、次々に入れていきます。
ひき肉を腱鞘炎になるぐらいにかき混ぜて、均等に加熱したところにミックスベジタブルを入れて、魔女がとっておきの秘密の薬を作るぐらいにかき混ぜて、
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お好みでねぎを上に振りかければ、鳥そぼろ丼の完成です。
ここでも鳥そぼろ丼をよそう係と
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今日も開催場所の方が「みんなで食べて」と持って来てくれたヨーグルトを分ける係に分かれて作業をしています。今日の学生食堂に参加してくれたメンバーは毎月欠かさず参加してくれているので、もう何も言わなくても自主的に動いてくれます。
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というわけで、参加者が来る前にまずは試食です。
鶏のひき肉にきざみにきざんだ生姜が肉の臭みを消すのと同時に、食感のアクセントになって、お米と一緒に口いっぱいに頬張るとひと嚙みひと嚙み幸せが口いっぱいに広がります。
この完成度なら今日の学生食堂の食事を食べた方もきっと笑顔になってくれるはずです。

まだまだ梅雨が続く福島県ではありますが、7月9日現在で、週間天気予報の気温を見てみると連日気温が30度を越えていますね。
今日の気温も昨日と比べて二本松地区では5度も上昇したようでして、外に何もしないでいただけでも汗がじわっと出てきます。低温サウナに入ったらむしろ涼しく感じるんじゃないかしら、というぐらいの暑さです。
そのような中今日は学生食堂に協力してくれた福島大学の災害ボランティアセンターの学生さん達と腕立てと腹筋をしたので、そりゃ滝のような汗です。ナイアガラの汗。華厳の汗。そんな表現がぴったり、というのはむろん誇張しすぎた汗表現です。

今日の献立は暑い中でも食が進むように、そして体力が付くようにということで「豚キムチ丼」です。

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まずはよっぽどの大家族の食卓であっても出て来ないような大量の豚肉を大鍋に投入していきます。

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そして肉だけではなく、食感と彩り、栄養を考慮して、人参ともやしを出し惜しみなく入れていきます。

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更に味付けでにんにくマシマシさを感じてもらうように、そして夏の暑さに負けないようにすりおろしニンニクを入れていきます。
入れるタイミングは鍋の中の具材が全体的に色づいて来た瞬間を見計らって、なんていうカッコいいものではなく、なかやまきんに君のBGMでお馴染みのBon Joviの「It's My Life」に合わせてチューブを握っています。でも後から判明したのですが、このチューブを握っている握力は左右合計しても30台後半ということが判明しましたので、チューブを握るのに握力は関係ないようです。チューブ良くできていますね。
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一方こちらではメンズがお米を研いでいます。「メンズがお米を研いでいる」と書くといかにも二人で協力してお米を研いでいる感じがしますが、一方が真剣にお米を研いでいるのに対して、他方が口出しをしているだけです。そしてさもやっている感を出す。皆さんの職場や学校にもそういう人っていませんか。どこの職場にもいるということは、やっている感を出すスキルは後天的に習得可能なスキルなのかもしれません。
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更にこちらではヨーグルトをみんなで食べれるように小分けしています。
学生食堂の活動は二本松市の災害公営住宅若宮団地の集会所で実施しているのですが、団地の方が活動をしているとヨーグルトを始め、ゼリーやお菓子などを「これ、食べながらやって」と持って来てくれます。更に団地にお住いの方の中には、団地の近くで畑で野菜作りをしているかたもいるのですが、「これ、今取ってきたばかりの野菜で、新鮮だから食べてみて」と採れたてのトマトやキュウリ、ナスを持って来てくれた方もいました。浅漬けのキュウリを持って来てくれた方もいました。
それだけ団地の皆さんにとって親しまれている活動になってきたと思うと感慨深いです。
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本日の豚キムチ丼に頂いた浅漬けきゅうりを添えた完成品がこちらです。
もし皆さんが定食屋さんに入って、「暑い夏にぴったりの豚キムチ丼始めました」とお品書きに書かれていたら頼みたくなりませんか。
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というわけで、試食です。全員が揃っていなくても準備が出来た順から食べていく、というわけではなく、この写真を撮っている後ろでヨーグルトを小分けにしている作業をしておりました。
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ですので、試食全体像はこんな感じです。
そして途中の写真から学生さんが揃いのエプロンをしているのは、学生食堂の活動に災害ボランティアセンターを担当しておられる福島大学の教授が活動の様子見がてら、エプロンを持って来てくれた為です。
活動を周知するためのチラシには12時から食事の提供と書いてはあるのですが、11時30分を過ぎる頃には食事を取りに団地の方がやってきます。
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そうなると食べていた手は休めて、口だけモゴモゴと動かしながらテキパキとIMG_4157
個数は何個か、盛りはどうか等を確認しながら、提供する食事の用意をしてくれます。
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更には食事を提供する際に「暑くなってきているので熱中症に気を付けてくださいね」と季節にちなんだ声掛けから、いつも来てくれる方には「この前の食事の味はどうでしたか?」などの声掛けも欠かさずにしてくれます。
味もさることながら、この声掛けがあるから、学生食堂に来てくれる方が毎回増えているのかもしれません。
と、ここまでが学生食堂の活動レポートですが、活動終了後に学生の皆さんと男性チーム、女性チームに分かれてかくれんぼをして遊んで、負けた方の罰ゲームとしてやりました。結果は男性チームの2連敗。次回に備えて、こちらも腕立て伏せを日々欠かさず行いたいと思います。って、それだと負け前提ですね。

梅雨入りしたと思ったら、毎日雨ですね。
いや、毎日雨だから梅雨ですねが正しいのでしょうか。
鶏が先か、卵が先かの論争が勃発しそうです。
気になったので調べてみた所(と言ってもググっただけですが)、今までの天候とその先一週間の予報をもとに、雨や曇りの日が多くなり始める頃に、気象庁が「おお、これは今までとは違うよ。ユー、梅雨入り宣言しちゃいなよ」という事ですね。気象庁に今話題のあの方みたいな口調の方がいるかどうかは分かりませんが。
ということで、正解は後者でした。

謎が一つ解けたところで、本題に入ります。
現在一般社団法人ちろるではWAM助成金を受けて、福島県二本松市内で年齢を重ねても、いつまでも身体も健康であり続けることだけではなく、認知機能も心も健康であり続けることを目的に運動教室を平日の午前の部、午後の部と実施しております。
1回参加いただく度にスタンプを押させて頂き、10回たまると1回無料で(本来は100円利用料がかかります)ご利用いただけます。
そのスタンプカードが5月15日から開始した運動教室で6月16日現在の時点で、
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こんなに10枚たまって利用料の代わりにスタンプカードで運動教室にご参加いただいた皆さんがいらっしゃいます。人によってはほぼ皆勤賞なんじゃないかしら、と思うぐらいに毎日参加してくださっています。そんな(ほぼ)毎回ご参加いただいている方にインタビューしてみたところ「今日は行きたくないな、なんだか気分が乗らないという日はあるんだけども、ここに参加して身体を動かしてしばらくたってからズボンがゆるくなってきて、しっかりと成果が出ていることが実感できるので、気分が乗らない日でも来るようにしているんだ」との事でした。また「家にいて笑顔になる事ってそんなにないけど、ここに来ると運動ばっかりじゃなくて、たくさん笑顔になれるから来ちゃうんだよね」との事です。
運動教室を実施している身としては、これ以上ない誉め言葉です。
運動教室のチラシには「自分の健康は自分で守るしかありません」と記載をしております。歩くことが健康に良いとして、他の誰かが今日は私は15,000歩も歩いちゃったから、あなたに5,000歩分けてあげるねということには残念ながらなりません。だから10,000歩でも5,000歩でも1,000歩であっても自分の足で歩かなくては効果がありません。
最近つまづきやすくなった方、筋力が低下してきたことを感じている方、お腹のぽっこり具合が気になる方、どなたでも60歳以上であればご参加いただけますので、お気軽に動きやすい服装で水分を持ってお越しください。
いつまでも健康でい続けるように自分の健康を自分で守っていきましょう。

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