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今日の二本松から見えた空です。うっすらとですが飛行機雲も見えます。
ブルーハーツの「青空」をBGMに、どこか遠くへ出かけたいそんな一日です。 
そんな11月18日、 
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 二本松にあります復興公営住宅石倉団地集会所で、一般社団法人ちろる主催で、
11月のちろるんるん♪新そば祭りを開催しました。
美味しいそばをただ食べるだけではなく、講師の先生にそばの打ち方のイロハを教わり、
自分で全部打つのは難しくとも、一通りこのような流れでそばが打たれるということを体験して頂きました。
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 こちらが講師の武田先生です。
そば打ちをしているためマスクで顔が見えませんが、例えマスクをしていてもその下に隠れる鼻筋のシュッとした具合は、まさに和製グレゴリーペックのようです。
上の写真はそば粉と水をなじませているところです。
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参加者の皆さんにもそば粉のこねを体験してもらいました。
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 微妙な水加減を調整されています。昔から乙女心とそばの水分という言葉があるように(実際にあるかどうかは分かりませんが)、その日の気温や湿度、水の軟水か硬水かによっても加える水分の量が変わってくるようです。
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 そばのこね方の体験です。先生は簡単にやっておられるようですが、実際には相当な力がいります。
ここでのこね方によってコシが変わってくるそうなので、重要なところですね。
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そしてまとまったそばを伸していきます。手は猫の手をイメージすると良いとのことですが、
なかなかスムーズな猫の手にはなりません。後ろで指導している先生の手が理想とのことで、
猫ヒロシでもここまでの猫感は出せないはずです。
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先生が伸ばすとあっという間に畳半畳分ぐらいの大きさになりました。
これを洗濯物を畳むみたいに丁寧に畳む、この畳み方はブルーシートをイメージしてください。
それにしても上の文章に「畳」という字出てきすぎですね。畳使用限度5回とか決まっていたとしたら、一生分の畳という字を使用したような気がします。
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それを切ります。この切るのが非常に難しく、歯を落としてそれを横にずらしてそばを押さえている板を切るスペース分ずらして、また包丁を落とすわけですが、IMG_4383
先生が切ったそばと、
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参加者が切ったそばでは、細麺ときし麺ぐらいの差があります。さすが熟練の技ですね。
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これを茹でるのですが、大きな鍋にたっぷりのお湯で茹でます。そうすると約50秒でそばが鍋の中で踊り始めます。これをサッと掬って、冷水でしめます。
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美味しいものを口にすると人間は思わず笑顔になります。
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今日は約40名の方が参加してくださったのですが、皆さんから「コシがあってとっても美味しい」「こんなそばならなんぼでも食べれる」等の嬉しい声が聞かれました。
全員がそばを食べた後には、
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 豪華景品をかけたじゃんけん大会を実施しました。たかがじゃんけん、されどじゃんけん。
景品がかかっていると意気込みと盛り上がりが違います。
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というわけで、最後まで残った優勝者に景品のお米の贈呈です。
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今日は安達高校の生徒2名がボランティアで参加してくれて、個人的には2人にボランティアで頑張ってくれた分じゃんけん大会でも頑張っていただき、豪華景品をゲットしてもらいたかったのですが、残念ながら一回目のじゃんけんで負けてしまいました。
次に来るときにはじゃんけんの練習をしっかりして、再チャレンジしてもらいたいと思います。
じゃんけんの練習はさておき、二人からは
「地域の方々や周りの方々との関わりが大切だと改めて感じることが出来た」
「たくさんの方と交流でき、みなさんとても優しく笑顔のたえない一日でした」
と嬉しいご意見を頂戴しました。
10月にも石倉団地で収穫祭を実施した際に安達高校の生徒さんに来ていただき、せっかく生まれた交流が単発で終わることなく、継続していけるように、これからも一般社団法人ちろるで事業を実施していく予定です。