2019年06月

皆さんは熊といったら何を思い浮かべますか?
ある日森の中で出会う熊、花咲く森の道で出会う熊、恐怖でしかありませんね。
どうしてお嬢さんは熊と出会ってしまったのか、人間がここにいるということを知らせるようなラジオを流したり、熊鈴を付けたりしなかったのでしょうか。 
童謡も良いですが、熊といったら私はやはり『流れ星銀』が思い浮かびます。
話の内容は北斗の拳を要約すると「兄弟喧嘩」になるというのと同じレベルで要約すると「犬が頑張って熊を倒す」になるのですが、そこには熱い人間ドラマ、人間はほとんど出て来ませんので犬ドラマがありますので、興味のある方は漫画が多数出ているので手に取ってみてください。
なんで突然熊の話をしたかと言いますと、6月の男の料理教室では
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食材に熊肉を使ったんです。この熊肉、全く臭みがなく、それでいて熊の筋肉質な肉感を損なうことなく、食べると体が熱くなると言いますか、血沸き肉躍るという表現がぴったりな感じがしました。
でもメインはこの熊肉を使った料理ではなく、
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何か球体の物を洗っていますね。
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こちらでは球体の物を切っています。
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こちらも切っていますね。
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こちらでは眉間に皺を寄せています。なんとなく最近の著者近影に出てくる北方謙三さんに似ていると思うのは私だけでしょうか。エプロン姿よりもトレンチコートを着て、三角巾をシルクハットに変えるだけで、ベテラン刑事またはハードボイルドな探偵が似合いそうです。
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余談はさておき、ひき肉を炒めて、
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ジャガイモを茹でて、
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キャベツをたっぷり千切りにして、
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とここまで来ると段々と形になってきましたね。もうお分かりの方もいらっしゃると思います。
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そうです、コロッケです。
キテレツ大百科のオープニングでも「いざ進めやキッチン、目指すはジャガイモ、茹でたら皮をむいて ぐにぐにとつぶせ」と歌っていますが、その歌詞の通りに作ったらちゃんと出来ました。そしてキャベツはどうした、と言われないようにちゃんとキャベツも添えています。
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というわけで、全員でいただきますです。
男の料理教室は今年度も福島県様から福島県内避難者・帰還者心の復興事業の補助金を受けて、男性の食の自立と男性同士のつながりを目的に、毎月二本松市の認定こども園まゆみぷらすさんの場所をお借りして実施しています。
興味のある男性の方は、自分の料理の腕前を上げるでも、包丁を握ったこともないし、台所にも立った事がないという方でも、もしくは外出先の一つとしてでも結構ですので、お気軽にご参加ください。
一緒に美味しい料理を作りましょう! 

この前の「玉ねぎの収穫」というタイトルのブログを書きながら気付いたのですが、本来なら日にちに沿ってブログを書くべきなのですが、途中で気付いたので順序が逆になってしまいますがご了承ください。
6月25日も前日までの雨模様が嘘のようないい天気でしたね。
屋外でのイベント予定なので雨が降ったらどうしようと西野カナさんの歌のように震えながら眠ったのですが、杞憂に終わりました。
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この天気ですから、雨が降ったらから日焼けしたらどうしように心配がシフトしました。
今日は一般社団法人ちろるで毎月実施している季節の行事等を取り入れた避難者支援事業「ちろるんるん♪」の6月の実施日ということで、浪江町では以前盛んに行われていたパークゴルフ大会です。
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場所は二本松市にある日山パークゴルフ場。日山コースと羽山コースの2コースがありまして、
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コースはこんな感じで、起伏に富んでおります。浪江町にあったコースは海の近くにあったということで平坦なコースだったそうですが、日山パークゴルフ場はその名の如く、名峰日山の裾野にありますので、傾斜が多いです。
さっそくプレイしている様子をご覧になって頂きましょう。
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皆さんの格好を見ているだけでも普段からやり慣れている感が伝わってきます。
私のゴルフの知識と言えば子どもの頃に見ていた「プロゴルファー猿」の旗包みやスイングの時にはチャーシューメンの掛け声が良いくらいですが、そのうちの一部はパターゴルフでも通用しそうでしたので、プレーにも混ぜて頂きました。
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こちらではグリーン上での熱戦が繰り広げられています。芝目を読んで、ラインを確認し、何度もボールを見て打っているつもりなのに、なぜか私は当たりませんが、他の参加者の皆さんはもちろん違います。
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パターゴルフと侮るなかれ、結構長いコースもあります。
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3人1グループでプレーしたのですが、ライバルであると同時に各グループに最低1名は日常的にパークゴルフをやられる方に入ってもらったので、コーチと生徒でもあります。どこの方向にどのぐらいの強さで打つと良いのかをレッスンしたり、
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クラブの握り方を伝授しています。左手の親指を右手の中に握りこんでスイングした方がボールの方向が安定すると伝えていますが、実際に打ってみるとなかなか思い通りの方向には行かず、「やっぱり我流が良い」と先生の指導はなかなか伝わっていきません。
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それでもこの笑顔ですから、結果がどうのよりも楽しみながらプレーすることが大事なのかもしれません。
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2ホール、全18コースを回り終えたら集計です。
そして結果発表。
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誰が何位だったのかは伏せますが、表彰式の様子です。
そしてパークゴルフで熱戦を繰り広げた後は、IMG_6825
スカイピアあだたらへ移動し、昼食を取りながら親睦を深めました。
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パークゴルフだけやって帰るのではなく、こうしてゆっくりとお互いの近況報告や四方山話をしながら交流を深めるというのも良いですよね。
普段茶話会等だけではなかなか男性の参加が少ないという悩みを耳にしますが、今日のパークゴルフには男性も多く参加してくださいました。
男性の方の積極的な参加を促すためには、ただ集まってお茶を飲みながらのトーク(もちろんそれもすごく大事ですが)だけではなく、それにプラスアルファで趣味の分野を加えたりして参加しやすい環境をつくる、思わず出てみたくなるイベントにするといった企画側の創意工夫が必要であることを改めて実感しました。
このパークゴルフやこれから毎月実施する「ちろるんるん♪」は福島県様の福島県内避難者・帰還者心の復興助成補助金を活用して実施しておりますので、これからも多くの参加者が当法人の事業に参加してくれて、沢山の笑顔をつくっていただけるようなイベントを実施していきますので、楽しみにしていてください。







本日(6月26日)は梅雨の合間の青空でしたね。
今日の晴れ間を活用して朝から洗濯機をフル稼働という方もいらっしゃった事と思います。
かくいう私も本来であれば朝から洗濯機をまわすか、川に洗濯に行くつもりでおりましたが、
残念ながらこの後のブログで書かせて頂きますが、昨日の疲れで毒りんごを食べた白雪姫みたいに起きれなかったために洗濯は出来ませんでした。というわけで、洗濯物が長年人の出入りがない部屋の塵のようにうず高く積み重なっております。
でも日中はこの晴れ間を活用して、一般社団法人ちろるで二本松市内の石倉団地前の畑で栽培していた玉ねぎを認定こども園まゆみぷなすの園児と一緒に収穫しました。
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認定こども園まゆみぷらすの園児の皆さんです。
これから玉ねぎをほっちゃるけん、という心意気を感じますね。B'zの曲のタイトルではないですが、兵と書いてつわものと読みたくなります。B'zニューシングル「兵、掘る」という曲があったら迷わず購入します。
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畑と言えば、この方。
畑の先生です。野菜の育成全般に通じており、その知識や実践力たるや絵画や彫刻、解剖学、物理学等幅広い分野の万能人と言われたレオナルド・ダヴィンチに引けをとりません。
今日は園児たちに分かりやすく玉ねぎの抜き方を教えてくださいました。
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畑の先生のレクチャーもあって、こんなに立派な玉ねぎが取れました。
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大きな玉ねぎがとれてニッコリ、その園児の笑顔を見て畑の先生もニッコリ、
そんな様子を見て私もニッコリ。
子ども達が一生懸命玉ねぎを収穫している姿を見ていたら、
畑の先生や石倉団地の皆さんと畑をうなって、マルチをかけて、
その後に玉ねぎを植えたり、草をむしったり、水をやったりして、今日一人前に
晴れの日を迎え、畑から顔を出した玉ねぎを見ていたら、
「大きな玉ねぎの下で」という曲が頭の中でエンドレスで流れていました♪
なんだかわが子の卒業式を見ているような気持になりました。
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というわけで、収穫した玉ねぎは認定こども園まゆみぷらすにお渡しして子ども達に食べてもらったり、石倉団地の方にお渡ししたり、これから一般社団法人ちろるの事業で大人食堂や男の料理教室、学生食堂等の食をテーマにした交流事業に活用させて頂きます。

昨晩山形県沖で発生した地震で新潟や山形、秋田で特に大きな被害が遭ったそうです。
朝のニュース番組では昨夜避難所が設置されたアナウンスの様子や屋根瓦が落ちている映像が流れていました。 19日現在で地震によって怪我をした方が29人いらっしゃるということで、早く怪我が治る事、地震で落ちた屋根瓦や家屋内が元通りになることを切に願います。
イエモンのJAMという歌に「外国で飛行機が墜ちました。ニュースキャスターは嬉しそうに乗客に日本人はいませんでした」 という歌詞がありますが、自分の住む地域が被害に遭わなかったから良しとするのではなく、被害に遭った地域の方に何が出来るのかを考えて、実際に行動に移すことが大事ですよね。

というわけで、昨夜の地震を受けていつもの軟体動物のような柔らかい出だしではなく、堅めの書き出しとなりましたが、ここからはいつもの調子に戻します。
全国的に「子ども食堂」は多くの場所で実施されています。
ですが、高校生や大学生が食事を作って避難者の皆さんと一緒に食べながら交流を行う「学生食堂」はそんなに多くないかもしれません。そんな学生食堂を本日二本松市にある復興公営住宅表団地の集会所で実施しました。
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学生食堂をどういう目的で実施しているのか、今日は何を作るのか、どんなことに気を付けた方が良いか等について熱く語っております。まるで3年B組の教室です。
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金八先生の話を真剣に聞いています。「歩く」という字は「少し止まる」と書きます。ですから、少し止まって周りを見たり、一息つく事も大事ですと語る金八先生のお言葉にはなるほどと考えさせられました。
って、金八先生はもちろんいませんが、歩くという字は少し止まると言っていたのは金八先生です。私はそんな含蓄に富むようなお話をすることは出来ません。
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そうこうしているうちに本日の学生食堂のキャストが集まってくれました。本日は安達高校生が6名、福島大学生が5名の11名も協力してくれたので、料理を作る人、会場の準備をする人に分かれて活動してもらいました。
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この輝きを感じる卵は烏骨鶏の卵です。
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この卵を使って今日は親子丼を作ったのですが、肉や玉ねぎを切ったり、卵を割ったり、和気藹々の調理の様子です。
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鶏肉を伸ばす、鶏肉を切る、それをなんとなく眺めるという見事な連携が取れていますね。
なんとなく眺める役割が必要かどうかはさておきますが。
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福島大学の1年生と安達高校の3年生は食事を作りながら、男女雇用機会均等法の話をしていました。そうやって現在受験生が数ヶ月前までの受験生に話を聞けるのも、この学生食堂の魅力の一つです。
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そして完成した親子丼の上に乗せる部分、烏骨鶏バージョン。
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これを全員で配食準備。
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からのいただきます。
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育ちざかりの高校生におかわりをよそってくださる方もいらっしゃいました。
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一通り食べた後は学生の皆さんによる自己紹介です。名前や部活だけではなく、これは面接なのかと疑いたくなるぐらいに学校の様子や今日活動に参加してみて等の質問が次々に出てきていました。
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そして親子丼一杯分だけ余ったのですが、本日すでに2杯食べているラガーマンが苦しそうな表情をしながらも平らげてくれました。
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というわけで、本日の活動の振り返りを行いまして、IMG_6625
無事に6月の学生食堂を終える事が出来ました。
この学生食堂は福島県様から「平成31年度心の復興助成」 及び公益財団法人浦上食品・食文化振興財団様より「東日本大震災復興支援事業」の助成金を活用して実施しております。
助成金を決定してくださった福島県様と公益財団法人浦上食品・食文化振興財団様が、一般社団法人ちろるに助成金を決定して良かったと思っていただけるような活動を今後も実施していく予定です。

6月10日、福島では今日は一日冷たい雨が降っていました。
今年度に入って何度か30℃を超えるような、夏本番を思わせるような気温になっているのにも関わらずに、突然こんな寒さになろうものなら、そりゃ風邪を引けって言っているようなものですよね。皆さんの隊長は大丈夫でしょうか。私の副隊長は心が折れそうになって、残すは隊長のみ。心もとない心の軍隊、って何の話でしょう。
皆さんの体長は大丈夫でしょうか。私は平成のうちに15cm伸びて、0.3mm縮みました。って、これまた何の話でしょう。
さて、そんな寒い一日から遡る事1日。6月9日、二本松市にあります復興公営住宅表団地の今年度最初のバス旅行に一般社団法人ちろるでも企画から関わらせて頂いて、旅行にも同行させて頂きました。
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天候は曇天でしたが、参加者の皆さんの日頃の行いが良いのか、行く先々では雨も降らず、暑くもなく、ちょうど良い気候でした。
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車内では参加者の皆さんが退屈しないようにカルボナーラにブラックペッパーをたっぷりかけたみたいな、とんちを効かせた謎解きをしました。ちなみに皆さんはこれを何と読むか分かるでしょうか。
答えはウェブで、ってこれがウェブでした。目の上部にキが見えると思います。これで「目の肩キ」つまり「目の敵」だそうです。そんな東大王も頭を抱える事はないような問題を出している間にあっという間に足利学校に到着です。
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「学校」の看板が掲げられてる門の前で記念撮影。
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建物の中は見どころや
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学びどころが満載です。
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この写真がなんだか分かりますか。宥座の器というそうです。この器に水をいっぱい入れすぎるとこぼれてしまう、お腹いっぱい食べすぎると体調を崩してしまう、でも足りないと空腹、なんでもほどほどが一番だよ、という孔子の中庸という教えを表しているそうです。なんだか身につまされますね。
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学びの時間を過ごした後は、お腹を満たして目を満たす時間の始まりです。
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あしかがフラワーパーク内にある食堂で昼食です。
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これだけでも十分に豪華なのですが、これにプラスでうどんとそばが食べ放題。
せっかくさっき中庸について学んできたはずなのに、腹十二分に食べてしまいました。こぼれなかったのがせめてもの救いですが、あしかがフラワーパークの広大な敷地を歩くには、少しばかり食べ過ぎてしまいました。
それでも参加者の皆さんは
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思い思いに園内を自由散策しました。
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藤は残念ながら紫の花が垂れ下がっている事はありませんでしたが、
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色とりどりのバラがちょうど見頃でした。
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バラは愛でるだけではなく、胃でることも出来ました。って、胃でるなんて言葉はありませんね。でもバラのアイス、ピンクや真紅の花びらを添えてという、フランス料理人の気まぐれから生まれた料理のようにバラの花びらがトッピングされていました。
季節ごとの花も楽しめ、クリスマスシーズン等にはイルミネーションも楽しめるあしかがフラワーパークですから、是非このブログをご覧になっている皆さまも足をお運びください。
というわけで、
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無事に暗くなる前に全員無事に表団地に帰ってくることが出来ました。
両手には持ちきれないぐらいのお土産、記憶にはたっぷりの楽しい思い出を持ち帰ってくることが出来た、そんな楽しいバス旅行でした。

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