2019年07月

皆さんはどのようなテレビ番組をご覧になっていらっしゃるでしょうか。
報道番組やスポーツ番組、バラエティ番組、ドラマ等色々とありますが、私が今クール毎回楽しみにしているのが日曜21時から放送している『ノーサイド・ゲーム』です。池井戸潤さん原作、大泉洋さん主演、社会人ラグビーを通してラガーマンや会社の人間関係、ラグビーを取り巻く環境の問題、地域へのラグビーチームの関わりなど胸高鳴る要素が満載です。そしてテーマ曲が米津玄師さんの『馬と鹿』。この主題歌がかかるのが番組が最高潮に盛り上がったタイミングで、昨日(7月28日)放送の第3回の最後の方を見ていたら、涙腺のパッキンが壊れてしまうのじゃないかと不安になるぐらいでした。
私が泣きました。
全米も泣きました。
と、全米は関係ないですね。
そんな7月29日に7月の男の料理教室を開催しました。通常会は二本松市内で生活をしている避難者の男性の方の食の自立と横の連携を構築するために開催していますが、 今は学生の夏休みシーズンということで、安達高校のボランティア5名にも参加してもらいました。
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男性の参加者がいつもはお互いに相談して料理を作っていますが、今日は高校生に包丁の握り方や調理の心構えなんかをレッスンしています。
それを受けて高校生のボランティアの皆さんも
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ピーラーでじゃがいもの皮を剝いたり、
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包丁で皮を剝いたりしています。
って、皮しか剝いていないわけではなく、
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みんなで皿を持って何かをしています。配給を待っているのか、ばえる盛り付けを研究しているのか、
真偽の程は定かではありませんが、そうこうしているうちに、
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茄子とピーマンのさっぱりした料理が出来上がりました。
さっきまであれほどジャガイモの皮を剝いていたのが、どこに活かされているのかは定かではありません。
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というわけで、本日の調理終了です。
いつもは基本男性参加者のみの会食ですが、今日は高校生も加わってくれたので、平均年齢が40代ぐらいになっていそうです。

7月26日、7月の最終金曜日です。7月に入ったと思ったらもう下旬です。
24時間テレビで言えばZARDの負けないでが流れる頃でしょうか。
本日は二本松市の若宮地区のご年配の方で組織するみどり会さんからオファーを頂いてレクリエーションの講師と安達高校のボランティアの皆さんの活動の様子を見にお邪魔してきました。
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この初々しさ。
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こちらも初々しさ。
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これまた初々しさ。一部怪しい人物も写っていたかもしれませんが、全員高級レインウェアぐらいに水をはじくぐらいの若さです。安達高校の1年生のボランティアが8名参加してくれました。
みどり会さんでは月に2回集まって、サロン活動を実施しているそうです。
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この人数ですから集まりの良さが伺えますね。
この参加者を前にして
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一所懸命にレクリエーションをやらせていただきました。
この写真は暴漢に襲われた時にはまず目を狙うようにと伝えているわけではなく、グーパー体操というものです。
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みどり会さんの皆さんに高校生ボランティアも混ぜてもらって一緒に楽しい時間を過ごしています。
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一緒にこのこぼれるような笑顔が良いですね。
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こちらは右フックの練習です。井上尚哉選手の世界戦がどうなるのか、果たしてこの中から世界を目指せるような選手が出てくるのか、ということではなく、後出しじゃんけんというレクリエーション中。
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こちらは鼻と耳をふさいで、五感のうち二感までを無効にすることによっての解脱訓練、ということではなく、こちらもレクリエーションです。
みどり会の皆さんはノリが良いので、レクリエーションをやっているこっちまで楽しくなってきます。
そうやって老いも若いも一緒に楽しめるのがレクリエーションの良いところですね。
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最後に全員で記念撮影。楽しい時間を過ごした後ですから、皆さんの笑顔も目じりの下がり具合、口角の上がり具合ともに見事です。
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こちらは全員で後片付け。
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からのボランティアの皆さんによるみどり会の皆さんの送別。
なぜか通常の会が終わって帰るだけなのに、立派なお見送りですね。

福島県の今年の梅雨はいつあけるんでしょうね。
7月27日現在、週間天気予報を見る限りでは、台風による雨を除けばタピオカドリンク販売店に出来る行列みたいに、ズラッと太陽マークが並んでるんですけどね。
実際に晴れ間が何日続かなくてはならないとか、日照時間が一日に何時間以上とか、一日にアイスを何個も食べたくなっちゃうとか、何か明確な基準が梅雨明け宣言にはあるんでしょうか。
これがさだまさしさんの関白宣言ならば、俺より先に寝てはいけないとか、俺より後に起きてはいけないとか色々と基準があるんですけどね。
とそんなムシムシした暑さの7月27日に7月の学生食堂を二本松市にある復興公営住宅表団地の集会所で実施しました。本日は安達高校生8名、福島大学生3名がボランティアで参加してくれています。それに加えて本日は福島介護専門学校の学生さんが2名よさこいの先生で来てくれています。
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まずは本日の献立と流れについての説明をさせていただき、
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牛肉を食べやすい大きさにちぎっています。
それと同時に
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玉ねぎを一口大に切っています。
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ちぎった肉が富士山よりも急峻な感じに積み重なっています。30人分の肉なので、ライオンも「いや、もうお腹いっぱいです」と残してしまいそうな量です。
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それらを混ぜ合わせて炒めます。これだけの量ですから、上腕二頭筋が火を噴きそうなぐらいに腕がビルドアップされそうです。
後ろを振り返ると、
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東京オリンピックを一年後に控えて応援練習にも余念がないわけではなく、福島介護専門学校で10月に実施予定の秋祭りでよさこいを踊るので、それを学生さんだけではなく、復興公営住宅の皆さん等と一緒に踊りたいということで、今日はよさこいの先生で来てくれています。
ということで、たっぷりと踊っていると
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牛丼が完成していました。
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団地の皆さんも学生のボランティアの皆さんも一緒にいただきますをして、
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口いっぱいに牛丼を頬張っています。
学生食堂は高校生や大学生のボランティアが食事を作る側になって、避難者の皆様と交流を図ることを目的としていますが、学生同士の交流も多くあるのが特徴です。
普段高校生と専門学校生と大学生が同じ空間でボランティア活動をする機会ってなかなかないですからね。
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というわけで、学生ボランティアの皆さんには表団地の皆さんと顔馴染みになってもらうために、一人ひとり前に立って自己紹介をしてもらいました。
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所属学校や夏休みの過ごし方などを夏場の正午のアスファルトぐらいに熱く語ってくれました。
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最後に主催者として本日の謝辞と今後の日程等をお伝えさせて頂きました。
学生食堂は毎月表団地で実施しておりますので、ご興味のある方は足を運んでみてください。
学生ボランティアが溢れる若さと美味しい料理を作って待っていてくれますよ。

7月23日(火)朝起きると、あいにくの小雨。
今年は梅雨が長いですね~
いつになったら梅雨が明けるのでしょう。
眠気眼でテレビをつけて、お天気おねえさんの天気予報を見てみると、今週末には梅雨が明けるとの事。
 週間天気予報を見てみると、24日からは、雨マークはなく曇りか晴れマーク!!
なんと!!
ちょうど今日まで雨マーク!!
それでも、へこたれませんよ!!
今日はなんたって、被災地視察バスツアーの日。
東日本大震災を風化させない為、安達高校生と福島大学の生徒に、実際に被災地へ行ってもらい、復興の現状や当時の出来事など、自分の目で見て耳で聞いて、肌で感じて学んでもらう日です。
 毎度お馴染み昭和タクシーの菅野さんの運転で、無事出発。
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せっかくですので、車内では学生さんたちの自己紹介♪
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参加者の方は若い子を見ると自然と笑顔になっていますね。

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とてもナチュラルスマイルです~

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和気あいあいな雰囲気で浪江町に突入。

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浪江町に入ってからは、浪江町社会福祉協議会の事務局長を務められていた鹿野さんにガイドをお願いし、浪江町の事を震災前から震災後の事を詳しく話して頂きました。

元DASH村があった場所や当時の話もしてくれて、学生さんたちも興味津々。

浪江町はまだ帰還困難区域が残っておりところどころにゲートが置いてありました。
そんななか、放射線測定器がありました。
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少し見づらいですが、数値は3.549です。

震災から8年が経ちましたが未だにこの数値です。
もちろん、浪江町全てがこの数値ではありません。

全地区帰還解除になるのはもう少し先になりそうです。

こちらは津島です。

津波の被害でほとんど建物が残っていません。

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この建物を見て分かるように、レンガの家やコンクリート調の家はなんとか形は残っていますが、木造の家は全て流されてしまっています。

当時ここにはたくさんの家が建っていたそうです。

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この写真は、請戸小学校です。この小学校にまつわるエピソードを知って、是非皆さんにも知って頂きたいので紹介します。

請戸小は海に面する場所にあったため、もろに津波に襲われたものの、誰一人飲み込まれることなく、全員が生還できました。卒業式を目前に控えた大事な時期に容赦なく津波が押し寄せました。
その際、先生は全員を学校から数キロ離れた高台に逃げるよう指示し、高学年はもちろん、低学年も火事場の馬鹿力でなんとか全員がそこに到達し、一命をとりとめました。実はそこに誘導したのが先生ではなく、「生徒」であったのです。もちろん、先生はその城跡が安全であることを普段からご存知であり、先生の誘導でそこに生徒たちは向かいましたが、その途中、そこに至る通常ルートには津波が迫り、行く手を阻まれました。

 一行が途方に暮れる中、その城跡でよく遊びまわっていた生徒が「僕が案内する」と言って、通常にはない山道を案内し、間一髪のところで全員が城跡に登ることができ事なきを得ました。

 その後、先生たちは「我が子に早く会いたい」と焦って連絡をしてくる保護者に次のように伝えました。
「絶対に高台付近には近づくな。波が引かなければあなた達が死ぬ。私たちが最後まで守る。自分の無事を考えてくれ」と。
 そして、津波が落ち着いてから、無事に保護者と生徒たちが再会へとこぎ着けました。

 子供が外で元気に遊んでいたからこそ道が開け、一方、先生もその子に運命を託した勇気があり、そして、親を早めに迎えに来させなかった正しい判断があったからこそ、死亡者ゼロという素晴らしい結果に繋がった思います。

 

 
原発震災を語り継ぐ会 花と希望を育てる会 高村美晴氏

東日本大震災のような大災害は二度とおきてほしくないですが、
大人だけでなく子供も地域を知るということは大切であり、そして、何よりも先生をはじめとする、大人と子供の信頼関係が極めて重要である、ということを命懸けで私たちに教えてくれた出来事でした。

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生徒たちも実際の風景や建物を目の当たりにし、それを、頭に焼き付けると共にカメラという記録にも残していました。

次に、大平霊園に行きました。
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そこには慰霊碑があり、津波で亡くなられた方の名前が記載してありました。参加者の中には、知り合いの方の名前が載っており、懐かしそうにその方を思い出して話をしていました。IMG_6989
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裏側には震災の記録が書かれており、東日本大震災の被害の甚大さが分かりました。

自然と学生さんたちも手を合わせます。

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先ほどの話しに戻りますが、避難経路や避難方法を事前に学び
地域を知っている事で、違った結果になっていたかもしれません。

どうか、このようなことが二度と起こらないように、各自治体や学校、施設、団地や家庭等で、日頃からの防災訓練にしっかり取り組んでほしいと強く願います。

震災から8年たった今も当時の様子を色濃く残す場所を後にして、昼食をとるたこ八へ向かいました。
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刺身定食。とっても豪華ですね。
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こちらはホッケ三昧定食。
コリコリしていて歯ごたえがあってとても美味しかったです★
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こちらは海鮮丼。
魚に甘みを感じました。
やはり本場は違いますね~

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おいしそうに食べています。
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さすが若者。
まずは食べる前にパシャリ♪

お腹いっぱいになったところでお土産売り場へ~

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浜の人は目利きがすごい!!同じ魚でも目で見てから触ってみて選んでいました。

帰りには、霊山道の駅によってアイスをたべ~の
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インスタ映え~の
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なんとも斬新ですね。牛の写真を含めてのオシャレ写真なのでしょうか。
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やはりこちらもインスタ映え。
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この笑顔!!アイスクリームを食べてからの~シュークリーム。
若さですね!!胃がもたれないのか心配になります。笑

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失礼しました。スイーツ好きは年齢関係なかったようです。甘いものは共通で幸せな気持ちにしてくれるんですね★

霊山道の駅を後にし、無事二本松に帰ってきました。

TVや雑誌で知り得た情報だけではなく、自分で目で見て耳で聞いた事を胸に刻み、是非学校へ持ち帰り学校全体での情報の共有を行ってもらい、東日本大震災を風化させない為にも、一般社団法人ちろるではこの活動は続けて行きたいと思います。

7月23日(火)二本松支援センターとグリーンキャンバスで安達高校生のボランティア活動がありました。
残念ながら都合によりグリーンキャンバスの写真しかないのですが、
ご覧ください。この生き生きとした笑顔★
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児童の笑顔もとっても素敵だったのですが、大人の事情で、処理をさせていただいています。

とっても子ども達から愛されているお姉さん♪

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絵似顔絵まで書いてもらっていました♪

私も以前学童に努めていた時がありますが、似顔絵を描いてもらえると、子ども達に受け入れてもらった気がするんですよね~

グリーンキャンバスでは家庭菜園も行っているようです。
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サツマイモよ!!大きくな~れ~

そして、夢に向かって頑張れ~

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