今年の冬は暖冬と言われていますが、その言葉通り過ごしやすいですね。
福島県の中通り、二本松周辺でも雪も申し訳ない程度にちらつくことはあっても、
未だに積もる事もなく、1月19日の本日時点ではノーマルタイヤでも走行には全く問題がありません。
思わずアウターを着ないで外に飛び出して、でもそれはやっぱりやりすぎだと外気に触れて思い直して、上に一枚羽織って、二本松市にある復興公営住宅表団地に向かいました。
今日は季節の行事と言う事で、みんなで餅をつくって、美味しく食べようじゃありませんか、という新年会です。
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本日の参加者は表団地に住んでいる方々ばかりではなく、安達高校から12名、福島大学から3名の学生ボランティアが来てくれているので、本日の流れを説明するぞ、と気合が入っております。そして気合いの高まりと反比例して目じりは下がっています。
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雑煮に入れる野菜を切ってもらっているのですが、今の高校生は野菜の皮むき上手ですね。包丁で器用に、そして皮なんてつながったままで、スルスルと剝いていきます。ピーラーも一応準備したのですが、そんなものを使うのは邪道と言わんばかりに、ということもなく、野菜によって器用に使い分けています。
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皮むきを終えた野菜から鍋の中へ。
燃え盛る渦の中へ、純白や紅の大地からの恵みを注ぎ込んでいます。と書くと何のことやらさっぱりなので、素直に書くと鍋の中に大根やニンジンを入れています。
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一方、今日は学生のボランティアさんが多く来てくれているので、こちらのチームは食後に行われるビンゴ大会の準備です。
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更には、外で表団地のお子様とボール遊びやら鬼ごっこをして走り回ったりの遊び相手をしてくれている学生ボランティアさんもいました。
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そしてこちらが本日大活躍の餅つき機です。餅つき機をこれまで使ったことがなかったのですが、表団地には餅つき名人がいらっしゃるので、名人に全てお願いしました。
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名人は出来たての餅を素手で切り分けていきます。
出来立てですから、素人の私なんかでは甲子園を目指す野球少年の情熱ぐらい熱いので、とてもじゃないですが触れないのですが、次々にアンパンマンのほっぺたぐらいの大きさに、というとさっぱり大きさが伝わらないので、ミカンSサイズぐらいの大きさにつかみ分けていきます。それを学生さんが雑煮やきな粉、あんこと手際よくそれぞれの餅を作っていきます。
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と同時に、机の上のセッティングです。飲み物や餅名人が準備してくださった漬物や煮物を並べていきます。
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あっという間に本日お集まりの皆様の前にも
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このような感じで勾玉を始めとする三種の神器が揃ったわけではなく、三種類のお餅の準備が出来ました。
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団地の方だけではなく、学生も一緒になって食べています。
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こちらのテーブルでは子どもも大きな口を開けて餅を頬張っています。
さっきお姉さんたちと体をいっぱい動かしたので、そりゃあお腹も空いたでしょう。
そうやってみんなで美味しいお餅を食べた後は、
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表団地の皆様も学生ボランティアも全員参加のビンゴ大会。IMG_20200119_120226
ビンゴのルールで分からないところは学生さんに聞くなど、一緒に同じものを食べたからか世代間の交流が進んでいます。
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ビンゴゲームをすると笑いの中にも、穴が開く程自分のカードを眺め、私の読み上げる数字が自分のカードの中にないか耳を傾けてくれます。学生さんなんかはその集中力を普段の授業の中でも発揮できれば、テストなんて余裕じゃないかという気がします。そして穴が開く程カードを眺めても、残念ながらカードに穴は開かないし、リーチにもビンゴにもならないんですけどね。
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というわけで、本日一番最初にビンゴになった学生さん。手には豪華景品を抱えています。なんでも帰りは電車に乗って帰るそうですが、バッグにはこの景品は入らないでしょうし、この景品を抱えて電車に乗ったのでしょうか。果たして同じ車両の人の視線はどんなだったのか、次回ボランティアに来てくれた際には教えてもらいたいものです。
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というわけで、豪華景品をかけてのビンゴ大会が終わった後は、本日来てくれた学生ボランティアさんによる本日の感想を一人ひとりに発表してもらいました。「最初は緊張していたけど、表団地の皆さんが優しく声をかけてくれて、とっても楽しめた。また機会があれば参加したい」との声が多く聞かれて、思わず私ったら涙が出て来そうになったので、慌てて例のサングラスをかけたほどです。
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そして全員で後片づけ。
と思いきや
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そうでもない学生さんもいたようです。
でも、カメラを向けた時だけピースサインをして、後はせっせと片付けを頑張っていました。
本日のちろる新年会のビンゴ大会で使わせて頂いた商品は、フードバンク二本松(福島やさい畑)様から提供を受けたものです。お預かりした商品は、全てちろる新年会に活用させて頂きました。
表団地にお住いの方から「こうやって学生さんが来てくれて、二本松の街中で顔を合わせる事があって、向こうから〇〇さんと声をかけてもらうと本当に嬉しいんだよね。それもこうやってイベントに来てくれる学生さんがあっての事だし、これからも継続してもらいたい」とのお言葉を頂戴しました。
私ども一般社団法人ちろるではこのようなイベントを通して、そこに集まってくださった方々の交流の機会を創っていますが、そこで生まれた交流がその場限りではなく、その後も個々に生活の場で繋がっていってくれている事を実感できて、感無量でした。