久しぶりの更新となります。
前回の更新から今回の更新までの間、7月下旬から9月下旬までの約2か月間の間ということになりますが、エリザベス女王がお亡くなりになったり、円が140円台半ばになったり、新型コロナウイルスの新規感染者が少し穏やかに(と言ってもまだまだ油断はなりませんが)なったり、賛否両論の中安倍元首相の国葬が行われたりと色々ありましたね。
これまでの数年間は福島県から補助金を受けて、東日本大震災及び福島第一原発事故による福島県内の避難者の皆さんに向けての事業を実施していましたが、今年度は福島県の補助金の内容が大幅に変更になったので、これまで当法人で実施していた大人食堂や男の料理教室等に関しては該当しなくなってしまったので、ブログの更新頻度が足繫く更新から、時々思い立ったように更新に変更になったことをご了承ください。
というわけで、ここからが本題です。
9月24日の土曜日に学生食堂を災害公営住宅若宮団地で実施しました。改めて学生食堂とは何ぞや、という説明をさせて頂きますと、高校生や専門学校生、大学生と言った学生と東日本大震災及び福島第一原子力発電所の事故による避難者が一緒に食事を作って、食べて、交流をするという内容で、月に1回実施しています。
ただこれはコロナ前の話でして、どうしても一緒に作ったり、食べたりすると感染リスクがお腹いっぱい食べた食後の血糖値のように上昇してしまうということで、現在は大学生が食事を作って、避難者の方には食事を取りに来てもらい、取りに来てもらう際に交流を図るというように内容を変更して、ウィズコロナでも実施できる内容で行っております。
それでは早速、まぁ早速と言っても前置きの長さはドストエフスキーの小説の登場人物のように長くなってしまいましたが、お伝えしていきます。
今回の学生食堂にも福島大学の災害ボランティアセンターの皆さんが協力してくれました。
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まずはひき肉を片手にご飯をどのぐらい炊くのか、水はどのぐらい入れるのかについて検討しています。やはり水の量によって炊きあがりに雲泥の差が出てきてしまいますので、予断を許しません。
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だからこそ2升炊きの炊飯器の内側(この名称はなんというのでしょうか?)に水を入れてテーブルの上だけではなく、フローリングの上に場所を移して、水量を確認しています。決して一昔前のコンビニ前のヤンキーというわけではありません。
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そして先ほど片手に持っていたひき肉をこれでもかというぐらいに鍋に投入していきます。これでもか、では伝わりにくいので大谷翔平選手が中2日でマウンドに立つぐらいの投入具合、これでは逆によく分からなくなってしまいました。
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そこにベジタブルミックスを入れて、焼けたひき肉に赤や黄、緑と言った色合いを加えていきます。
更にはケチャップも入れて、中国やトルコの国旗のような色鮮やかな赤色になりました。
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それを子どもの時に皆さんもきっと駄菓子のねるねるねーるねで経験したことがあるように、これでもかというぐらいに混ぜていきます。
後はもう味を調えるだけというところで、
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みんなで共同作業をしている感を出すための写真です。何をやっているかは分からなくても、なんとなくみんなで一生懸命に美味しい食事を作っているんだな、というのが伝わってくれたら嬉しい限りです。
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完成したのがこちらです。スパゲティのミートソースとボロネーゼの中間のような感じの具材と味付けのものがご飯の上に載っているのを想像していただくとピッタリです。
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というわけで、お昼の時間帯になると若宮団地や他の団地の避難者の方が食事を取りに来るので、今のうちに味の確認も兼ねての試食です。
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団地の方がお孫さんと一緒に来てくれたり、
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団地の皆さんご一行で来てくれたりと大盛況です。
団地の皆さんも学生食堂で食事を食べるのはもちろんですが、学生との交流を楽しみにしてくださっているのが非常にありがたいです。
ここ最近はずっと昼食の学生食堂を開催してきましたが、来月は夕食の学生食堂を実施予定です。興味がある方、食べてみたい方にはこっそりと開催日時をお伝えいたしますので、このブログへコメントをお願いします。