カテゴリ: 地域福祉

今年は全国的に梅雨明けが早いですね。というか早すぎです。F1でのピット作業、もしくはトップガンマーヴェリックのスピード感ぐらいの速さです。
梅雨入り宣言が出されてから果たしてどのぐらいの雨が降ったのか、思い出してみても片手で足りてしまうぐらいの日数しか雨の日がなかったように思います。これだけ雨量が少ないと農作業等に影響が出ないのか心配になってしまいます。
そして梅雨が早く開けて本格的な暑さが毎日続いています。本格的な暑さが早く来たからと言って、早く終わるというわけではないはずなので、くれぐれも皆さん暑さには十分に気を付けて、熱中症など暑さに起因する諸症状には気を付けてください。
というわけで、そんな梅雨の終わりの宣言が福島県で出されたのが6月29日。その前日の6月28日に安達東高校でレクリエーションの出前講座を行ってきました。
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レクリエーションは現在では単なる余暇活動ではなく、いきいきと人生を充実させて楽しく生きるための生活支援の1つとして考えられています。
また初対面の人通しのアイスブレイクとしてレクリエーションが活用されることもあります。
更にはレクリエーションが認知症予防や身体機能の維持・向上のためにも効果があると考えられており、介護予防関連の事業でも積極的に取り入れられています。
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というわけで、まずは1人で出来るレクリエーション。
左右の指を広げて1本ずつ指を折りながら10数えてもらいます。これは誰でも容易にできるはずです。
そうしましたら、どちらの手でも良いので、親指だけ折ってみてください。その状態で先ほどと同じように10数えます。そうすると例えば1の時には一方の手は親指、もう一方の手は人差し指と違う指を折るようになります。左右で別々な動きをするというのはかなり脳を使います。慣れてきたらどちらかの指を2本折ったり、3本折ったりしてみてください。
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次は2人ペアになってもらい、片方の手で握手をしてもらいます。もう一方の手でじゃんけんをして勝ったら相手の手を叩く、負けたら叩かれる前に逃げる、というレクリエーションをしてもらいました。これも簡単なようなのですが、じゃんけんをした後にとっさの判断力が必要になるのでやってみると結構大変です。
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そしてレクリエーションは自分一人で、もしくはペアの相手とやればいいというわけではありません。レクリエーションのスキルを磨くためには実際にみんなの前でやることが必要です。
というわけで安達東高校の生徒さんにも他の生徒さんの前で今やったことを伝えてもらいながらの実践活動も行ってみました。
今日伝えたことが参加してくれた生徒さんが将来会社や介護関係の仕事先で活用してくれたら、喜ばしいことこの上なしです。
一般社団法人ちろるではレクリエーションや各種福祉の出前講座を行っていますので、気軽にお声かけください。

いよいよ東北地方も梅雨入りをしたようです。
関東甲信越地方が梅雨入りしてから、同じように東北地方、少なくとも福島県では週間天気予報を見ても、晴れマークが一日あります、なんていう日は天然記念物に指定されるぐらいにめったに見かけない日が続いていたのにも関わらずに梅雨入り宣言はなされませんでした。
梅雨入り宣言がないので、代わりにさだまさしさんの関白宣言を聞いたり、ポツダム宣言を読んだりしていたのですが、ようやく梅雨入りです。
とはいっても、決して梅雨入りを待っていたわけではなく、どちらかというとその後に来る夏を待っています。サザンを聞きながらの海辺のドライブを待っています。
そんな、6月15日に福島県二本松市にある福島県立安達東高等学校の農業コースの草花専攻の学生さんが育てた花(マリーゴールドとサルビア)を二本松市内で避難生活を送る皆さんに届けてもらいたい、と預かりました。
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この花は安達東高校が令和4年で創立50周年を迎えることを記念して、農業コースの草花専攻コースでは二本松市内の色々な団体に花を届ける活動をしており、その一環とのことです。
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花を育てる優しい気持ちの学生さんはトラックに花をつけるのも率先して手伝ってくれました。
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トラックの荷台がまるで花壇にでもなったようです。
サルビアの花というと皆さん赤色を思い浮かべるかもしれませんが、お預かりしたサルビアは白色で、珍しいものだそうです。と書くといかにも花に詳しいような感じになりますが、実際には安達東高校の先生と生徒さんに花の名前を聞き、このサルビアは珍しい色でしてという説明を受けたものを、いかにも知っている感を出してみただけです。
先生から「ポットの中にもうギッシリと根が張っているので、早く広いベッドに寝かせてもらいたい」というロマンチックで詩的なオーダーを受けましたので、さっそく預かった花は二本松市若宮にある災害公営住宅若宮団地に届けさせていただきました。
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若宮団地の自治会長さんにお渡ししています。
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若宮団地にお住いの方は団地の前の畑で野菜や花を栽培している方も多く、「早速自分の畑に植えたい」という方もいれば「団地の花壇に植えたら綺麗になるね」という声が上がりました。
花の分配方法を検討していると団地の方が続々と集まってきました。花があると自然と集まるのは人間もミツバチも同じなのかもしれません。
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というわけで、安達東高校の生徒さんが育てたマリーゴールドとサルビアは大地という大きなベッドでより大きく育ち、今夏から秋にかけて二本松市内で大きな花を咲かせてくれるはずです。
麦わらの帽子の君が揺れたマリーゴールドに似ているかは定かではありません。

皆さんお元気にされているでしょうか。
数日前まで長袖だと暑くていられないぐらいだったのに、昨日から急に寒くなって長袖じゃないといられない気温になりましたね。福島県は4月13日から14日にかけての寒暖差が日本で一番大きかったそうで、場所によっては20度ぐらい一日で開きがあったそうです。
唐突に暑くなったので桜も驚いて、「今年は寒かったからぐずぐずしとったけれども、こりゃ早いとこ開花せなあかん」と慌てて満開になって、「おいおい、こんなに暑いんだからもうそろそろ散った方が良いんじゃないか」と一気に散ってしまいました。もしかしたらコロナの第何波なのか分かりませんが、ここのところ高止まりが続いているので「うちらが咲いていると花見に人が集まっちゃう。そうなるとアルコールもみんなで飲むだろうし、必然的にマスクは外すし、ほろ酔いで大声になったら飛沫も飛ぶし、今年は早いとこ散ろうじゃないの」と気を利かせてくれたのかもしれません。
そして4月15日、4月もちょうど半分が過ぎてしまいましたが、ようやく令和4年度に合わせてホームページを更新することが出来ました。
ホームページを開いていただきますと、まず目に飛び込んでくるのが令和3年度に実施した様々な事業の写真です。本当であれば皆様に見て頂きたい写真はたくさんあるのですが、ホームページの容量の都合上、泣く泣く10枚に限定させていただきました。しかし10枚しかなくても、参加者の方が楽しんでちろるの事業に参加してくださっているのは伝わってくるのではないでしょうか。
今年度も被災者支援の活動を中心に据えながら、地域の中で福祉のすそ野が拡がっていくような、というと抽象的過ぎるので、もう少し具体的に書かせていただくと、例えば中学生や高校生には福祉の出前講座を行って、福祉を自分事として捉えてもらえるような働きかけを行ったり、地域のサロン活動ではレクリエーションや健康講和を通して、多くの方を笑顔にしながら、関わらせていただく方々が生きがいや他者とのつながりをもちながら、その人らしく生活することの支援をしていきたいと考えております。
ただそのためにはどうしても本法人だけで出来るようなものではありませんので、多くの個人、団体の皆様のご協力のもと歩みを進めていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

大谷選手がMLBのオールスターで投手、打者としてリアル二刀流で出場しました。打者としてはバットで快音を響かせることは出来ませんでしたが、投手としては160キロ台の球をバンバン投げ、勝利投手になったとのこと。
日本国内では自然災害、政治家の発言→撤回の連続、オリンピックに関連しての右往左往な対策など、あまり喜ばしいニュースがない中で、大谷選手の活躍には胸が躍ってしまいます。
そんな7月14日、福島県立安達東高校に福祉の授業の出前講座に行ってきました。
今日の講座のタイトルは「地域福祉とボランティア」についてです。
ボランティアは皆さんの身近な活動として定着してきていると思います。先日の熱海で発生した土砂崩れ後にも数多くのボランティアが集まってくれたけれども、再度土砂崩れの危険性があるので、災害ボランティアセンターではボランティアの受け入れは中止しているというネットニュースがありました。
それだけ自分が出来る事で、困難に直面している人の為に何かを手伝いたいという人が多いんだな、と災害に遭われている人には大変申し訳ないのですが、心が少しホッコリしたものです。
それに対して、地域福祉というと皆さんはどんな印象を抱きますかね。
高齢者福祉というと高齢の方にとって今よりも住みやすいようになること→住みやすいようになるということはハード面とソフト面の両方の整備→ソフト面で言えば、例えば他者との交流が持てるように定期的に参加できる場がある事、生きがいをもって日々の生活を送れる事など、風が吹けば桶屋が儲かる式に次々に出てくるかもしれません。
しかし地域福祉についてだとどうでしょうか。
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その辺の抽象的になってしまう部分について、安達東高校の1年生が興味をもってもらえるように、そして2コマ時間を頂いているので途中で飽きないように笑いも交えてお伝えしようと思ったのですが、これがコンビ結成1年目のお笑い芸人が急にM-1グランプリで優勝をかっさらう様な難しさでした。
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でも生徒さん方は一生懸命話を聴いてくれましたし、少しでも今の自分が出来る事ってなんだろうと考えるきっかけになってくれたら、今日の出前講座は大成功。ガッチリ!

になったかどうかは、定かではありません。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
福島県でも令和3年5月14日に新型コロナウイルス感染症非常事態宣言が発令されて、福島県民の皆様も、そして全国的にも緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が適用されている所にお住いの方、関白宣言を聴きながら過ごしている方、嫁にもらう前に言っておきたいことがあると思っている方、そもそも夫にする前に私の方から言ってやるわよと思っている方、色々な想いを抱えて日々生活を送っていらっしゃると思います。
一般社団法人ちろるでも事業を実施した際には速やかにどんなことを行ったのかを発信するためにブログをしたためたりはしておりましたが、ホームページ自体は令和2年度の冬で更新が止まっており、トップページの写真は新型コロナウイルス感染症が流行する前のまだマスクを着用しなくても良い時の、実際には令和元年に実施した事業の写真をいくつか載せていました。
マスク着用が当たり前になった、そしてまだその当たり前が続くことが予想されるなか、マスクを付けないで密になっていられたあの頃を思い起せる写真をそのまま使うでも良かったのですが、多くの法人がそうであるように、当法人でも新型コロナウイルスに対して様々な対策をしながら、令和2年度も多くの事業を実施してきました。どんなことをしてきたのかは今後ホームページ上にリンクの貼り方を習得したらお伝えしていくつもりですが、まずは取り急ぎでトップページの写真を変更しました。
新型コロナウイルスに負けずに、とここで少し余談になりますが、「福島県」と入力したくて「ふくしまけん」と打ったら「福祉負けん」と変換されました。誤変換なのですが、ある意味正解なような気もします。新型コロナウイルスが流行しようが福祉は負けんぞ、という気概が現われていますよね。というわけで、話を戻して、新型コロナウイルスに負けずに様々な団体様に助成金を頂戴し、東日本大震災及び福島第一原発事故の影響で、10年以上が経過した現在も避難生活を送っている方が新しい土地で孤立する事ないように食を通した交流や、季節の行事を通した交流、物作りやスポーツを通しての交流などの写真や、福祉の裾野を広げるために地元の高校で福祉の出前講座を行った際の写真などを掲載しております。
それ以外にも新型コロナウイルスの影響を受けた方への活動も実施していきましたが、相談対応の写真や食料をお渡ししている写真よりは活動の内容が伝わると思っての写真の選択です。具体的な活動に関しては令和2年度のブログをご覧になって頂きたいと思います。
令和3年度も一般社団法人ちろるでは様々な活動を行っていく予定でおりますので、今後ともよろしくお願い致します。

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