昨日(6月12日)のブログで福島が梅雨入りしたと書いたばかりですが、

本日の福島県二本松市は雨模様どころか、カレーで言えば福神漬けくらいに

申し訳なさそうに雲があるだけで、快晴です。

これは今日一般社団法人ちろるでグリーンキャンバスの子どもたちから

バトンタッチされたサツマイモを植えるから晴れてくれたのか、

子どもたちの日ごろの行いが良いのか、

今日畑ボランティアで集まってくださった皆さんの日ごろの行いが良いのでしょうか。

集まって早速畑に植えるサツマイモの準備をしています。

しかし、普段はポットに入っている苗ではなく、束になっている苗を扱っているとのことで、

ポットの苗はどのように植えたら良いものかトランプさんと金正恩さんの会談とは打って変わっての

喧々諤々の論議のあと、

ポットから顔を出ている茎から上の部分を植えることになりました。

私は畑仕事は素人なもので、植物とは根があってなんぼだと考えていたのですが、

根と茎を切り離す、この行動はドラゴンクエストであれば大事なアイテムを捨てる時に

「それを捨てるとはとんでもない」とメッセージが出てしまうんじゃないかしら、

などと考えておりました。

植える部分が決まってしまえば、あとは大ベテランの皆さんですから、あっという間に

一面が緑に………となっているのは写真上部の田んぼと土手ですね。

今日はカーリングの漬物石みたいなのと、ほうきみたいなものを

鍬とシャベルに持ち替えて、待ちに待ったモグモグタイム。

畑に若干の余裕がありましたので、セロリやナスなんかも急きょ植えてみました。

これも収穫祭の時に皆さんに振る舞いたいと思います。

そして今日は風が強く、というかここの地域は安達太良山からの吹きおろしの風が強いのです。

私が張り込み中の探偵であれば迷わずコートの襟を立てて背中を丸めるぐらいです。

というわけで、植物たちが強風に負けないように支え木を立てて、

一本一本精魂を込めて、支え木に結び付けました。結んでいる時にもしかしたら結び目が

強かったのか、「ポキッ」と植物が折れるような音が聞こえたような気がしましたが、

きっと吹きすさぶ風音がそう聞こえたさせたのでしょうね。

畑仕事に夢中になっているとあっという間に12時。

というわけで、本日ボランティアに来てくれて植え方に協力してくださった方のお宅に

お邪魔してモグモグタイムの主食バージョン、別な言い方をすると昼食をご馳走になりました。

この白米の上に所狭しとのるイクラ、柔らかいタケノコ、絶妙なつけ具合のキュウリと沢あん。

畑仕事で疲れ切った体に染み入りました。

福島県もいよいよ梅雨入り。

女性が男性の家に嫁ぐのは嫁入り。

お相撲さんが自分の戦場へ行くのは土俵入り。

ゴマといったらスリよりも煎り。

と、特にラッパーでもないにも関わらずに韻を踏むことに夢中になってしまい、

なんのこっちゃらな冒頭になってしまいましたので、

ここからはキチンと本日の活動をお知らせします。

本日、6月12日に、二本松安達地区の小学校1年生を対象にした学童保育、

グリーンキャンバスさんへお邪魔してきました。

ここを利用している生徒さんが

せっせ、せっせと2週間育ててくれたサツマイモの苗を

一般社団法人ちろるの畑に植えるために苗のバトンタッチということで受け取りに

行ってきました。

子どもたちは自分で植物を育てる大変さや、成長の喜びを感じることが出来たのでは

ないでしょうか。

このサツマイモの苗はさっそく明日二本松市内、石倉地区に一般社団法人ちろるで借りている

畑に植えさせていただく予定です。このサツマイモが大きく実をつけて、おじいさんや森の動物たちが

揃っても抜けないカブくらいの大きさになったら、復興公営住宅の石倉団地で生活する方々やグリーン

キャンバスの子どもたちと一緒に収穫祭をする予定です。

グリーンキャンバスの子どもたちは自分たちが手塩にかけて育てたサツマイモを大勢の大人たちと

一緒に食べて、満面の笑顔を見せてくれるに違いありません。

世の中には数多くの新聞があり、それぞれに力を入れている方面や主義、主張が違います。

右を向いている新聞も左を向いている新聞もあります。(ありますよね?)

そんななんの手入れもしていない竹林のように乱立している新聞業界に新しい新聞がデビューしました。

その新聞の名前は『ちろる新聞』!

この新聞にはテレビ欄もスポーツ欄も政治経済面もありません。

記事の内容は6月2日に実施された福島県二本松市にある表団地バス旅行の記事のみです。

ですから内容は薄めていないカルピスのように濃厚で、旅の始まりから終わりまでが克明に記載されています。

今の時代に逆行するかのように、写真の形の加工は手で行われており、文字は手書きです。

もっと楽に、簡単に作る方法はこのご時世いくらでも考えられます。

しかし、手書きであるがゆえに伝わるものもあるのではないか。

そんな勝手な思いで、思い出を夜なべしてせっせと編んだだよ、ではなく作っただよ。

だから大量生産も出来なかったので、世界に一枚だけの新聞。

ナンバーワンではないけれど、オンリーワンな新聞、それがチロル新聞。

読んでみたいという方はぜひ表団地の集会所まで足をお運びください。

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