9月半ばを過ぎたのにも関わらずに、相変わらず30度をコンスタントに超えてくる福島県です。
毎日30度を超えた気温なわけですから、まだ残暑ではなく、これはもう延長化した夏ですよね。
一昔前はお盆を過ぎたら暑さも少し落ち着いてきて、8月の下旬ぐらいには「おや、少し朝晩は涼しく感じるような日も出て来たな」と思ったりもしていたのですが、今夏は夕方走りに行こうとしても暑くて玄関から一歩も出ずに引き返すこともしばしばです。
暑さ寒さも彼岸までと言いますから、果たして来週には暑さも落ち着くのか、それとも暑い日が10月になってからも続くのでしょうか。
でもいつまでも暑い日が続くと、どんどん秋の出番が減っていきますよね。1年が12ヶ月ですから、四季も3ヶ月おきに変わってくれないとバランスが良くないような気がしますが、このままだと夏半分、それ以外の3つの季節で半分というアンバランスな四季にもなっていきかねません。
そんな9月16日に9月の学生食堂を開催しましたので、早速本日の調理の様子を見ていきましょう。
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まずはお米を炊くための準備をしています。
お米の量を計っているのはうつ向いている姿も正面からも、あの名優上川隆也さんに似ているともっぱら噂の福島大学災害ボランティアサークルのホープです。先月から今月にかけて本人にも上川隆也さんに似ていると自覚が出てきたようで、髪型も上川隆也さんに寄せてきました。これから益々シンクロ率を上げていってくれるのではと期待しています。そのうち初号機と碇シンジ君のシンクロ率のように400%ぐらいになるかもしれません。でも100%になった時点で、それはもう上川隆也さんですから、400%になったら一体どうなってしまうのか興味はつきませんね。
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こちらでは鍋にひき肉をこれでもかと投入しています。
こちらの二人も先月から髪型をチェンジしています。
大学生は夏休みに髪型を変えるものなのでしょうか。でも二人ともとても良く似合っていますね。
髪型と言えば、「ミステリと言う勿れ」の久能整君の髪型のアフロ(久能整君の場合はテンパが伸びただけかもしれません)が印象的、と書いていた今まさにミステリと言う勿れの映画版のCMが流れました。9月15日から劇場公開ですので、まだ公開2日目ですから、見に行った方も少ないかもしれませんが、ドラマ版も面白かったので、きっと映画版も面白いと思います。原作でも人気の広島編ですから、否が応でも期待が高まるというものです。
私がミステリと言う勿れにハマったのもテレビで一話を見て、こりゃ面白いと原作を一気読みしまして、自分でも久能整君のように常々思ったりして、
とこのまま書き進めていくと学生食堂の活動報告のブログではなく、ミステリと言う勿れのブログになってしまうので、内容を戻します。
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投入したひき肉はこんな感じです。この状態ではライオンやトラは喜んでも人間ではよっぽどレアが好きな人以外はもうちょっと加熱してもらいたいと思うのではないでしょうか。
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ですのでしっかりと熱を加えて、色付けと食感の違いを出すためにミックスベジタブルを数袋投入した後にソースとケチャップを入れて味を整えると、
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こんな感じになりました。
というわけで、本日のミートソース丼の完成です。
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今日の学生食堂にはいつも協力してくれている福島大学の災害ボランティアセンターの学生さんが少なめになっております。なぜかと言いますと、9月8日から9日にかけて、台風13号及び台風13号に伴う線状降水帯によって日本各地、特に千葉県や茨城県、福島県に甚大な被害が出ました。福島県でも特にいわき市では床上浸水が1,000棟を超えたという事で、学生さん達はいわき市にボランティア活動に行っているので、本日は少ない人数での学生食堂となっております。
床上浸水ですと、土砂の片づけや使えなくなってしまった家電や、畳等の処分等人手はいくらあっても、足りないと思います。土砂による臭いも大変だと思いますし、気温も高い日が続きますから、暑さとの戦いも一苦労だと思います。今回被災された方の一日も早い復旧を願います。
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本日もいつも自家製ヨーグルトを持って来て下さる方が、美味しいヨーグルトを持って来てくれました。活動が継続しているからこそ、食事を楽しみにして下さる方と学生とのつながりがしっかりとしたものになっているからこそ、こういうやり取りが生まれるのだと思うと感慨深いです。
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というわけで、本日も多くの方に学生が心を込めて作ったミートソース丼を食べてもらうことが出来ました。来月以降も多くの笑顔をつなぐために学生食堂を続けていきますので、楽しみにしていてくださいね。

今年(2023年)の夏は暑かったですね。
と8月27日現在で書きたいところなのですが、今後もしばらく暑い夏が続きそうです。
私が住んでおります福島県中通りの週間天気予報を見てみると35度付近を行ったり来たりと、今夏が「おいおい、もう残暑を感じたいってかい?まだまだオイラの出番は終わらねぇぜ」と胸を張っている様子が目に浮かびます。
私事になりますが、9月3日に伊達市で開催される「伊達ももの里マラソン大会」に出場予定なのですが、こんな暑い中で走って熱中症になったり、具合が悪くなったりしないかしらと心配になります。運営側もスタート時間を早めてくれたりしているのですが、それでも朝7時ぐらいから外に出ると、すでに口をついて出るのは「あー、暑い」です。
そんな状況ですからもちろん練習にも熱が入りません。熱があるために熱が入らないというのもおかしな話ですが、仕事が終わって夕方走ろうと思っても、雲一つない空の下、気温が30度を越えていたりすると、こんな中走って体調を崩したら良くないから走るのは中止にしようと思います。かといって雨が降っていた場合も気温は下がるかもしれませんが、こんな中で走って風邪でも引こうものなら大変だからと練習はしません。準備体操をして今日こそは走るぞとやる気満々で外に出ても、風が強かろうものならすぐに家に戻ります。ダメな宮沢賢治の「雨ニモマケズ」みたいです。果たして当日どうなるのか、というか、どうにもならずに散々な結果になるのは目に見えていますね。

いつものように前置きが長くなりましたが、本日8月27日、8月の学生食堂を実施しました。
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ここからは料理工程の写真を載せながら説明をさせて頂きます。まずは寸胴に卵を投入していきます。
玉子が焦げ付かないように念入りにかき混ぜていきます。
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玉子をかき混ぜている隣りではお米を研いでいます。研いでいるのは今春福島大学に入学し、4月から毎月学生食堂に参加してくれている学生さんで、学生食堂を開催している団地の自治会長さんに米の研ぎ方を直々に教わったので、米研ぎなら俺に任せろ感がすでに出ています。
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更に米を研いでいる隣りでは生姜に恨みがあるかの如く、みじん切りにしています。二人とも家で生姜をみじん切りにした経験はないとのことでしたが、それは見事な、みじん切りされた生姜からでは原形が想像できないぐらいのみじん切り具合でした。
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先程まで玉子をかき混ぜていた寸胴の玉子がスクランブルエッグに早変わりした時点で一度寸胴を空にして、鶏ひき肉を投入していきます。こちらは特に形容するようなところはないのですが、それでは寂しいので強いて言えば、トレイからひき肉がなかなか離れないのを、ハンマー投げの選手が発するように「せいやっ」と掛け声をかけながら、次々に入れていきます。
ひき肉を腱鞘炎になるぐらいにかき混ぜて、均等に加熱したところにミックスベジタブルを入れて、魔女がとっておきの秘密の薬を作るぐらいにかき混ぜて、
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お好みでねぎを上に振りかければ、鳥そぼろ丼の完成です。
ここでも鳥そぼろ丼をよそう係と
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今日も開催場所の方が「みんなで食べて」と持って来てくれたヨーグルトを分ける係に分かれて作業をしています。今日の学生食堂に参加してくれたメンバーは毎月欠かさず参加してくれているので、もう何も言わなくても自主的に動いてくれます。
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というわけで、参加者が来る前にまずは試食です。
鶏のひき肉にきざみにきざんだ生姜が肉の臭みを消すのと同時に、食感のアクセントになって、お米と一緒に口いっぱいに頬張るとひと嚙みひと嚙み幸せが口いっぱいに広がります。
この完成度なら今日の学生食堂の食事を食べた方もきっと笑顔になってくれるはずです。

まだまだ梅雨が続く福島県ではありますが、7月9日現在で、週間天気予報の気温を見てみると連日気温が30度を越えていますね。
今日の気温も昨日と比べて二本松地区では5度も上昇したようでして、外に何もしないでいただけでも汗がじわっと出てきます。低温サウナに入ったらむしろ涼しく感じるんじゃないかしら、というぐらいの暑さです。
そのような中今日は学生食堂に協力してくれた福島大学の災害ボランティアセンターの学生さん達と腕立てと腹筋をしたので、そりゃ滝のような汗です。ナイアガラの汗。華厳の汗。そんな表現がぴったり、というのはむろん誇張しすぎた汗表現です。

今日の献立は暑い中でも食が進むように、そして体力が付くようにということで「豚キムチ丼」です。

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まずはよっぽどの大家族の食卓であっても出て来ないような大量の豚肉を大鍋に投入していきます。

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そして肉だけではなく、食感と彩り、栄養を考慮して、人参ともやしを出し惜しみなく入れていきます。

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更に味付けでにんにくマシマシさを感じてもらうように、そして夏の暑さに負けないようにすりおろしニンニクを入れていきます。
入れるタイミングは鍋の中の具材が全体的に色づいて来た瞬間を見計らって、なんていうカッコいいものではなく、なかやまきんに君のBGMでお馴染みのBon Joviの「It's My Life」に合わせてチューブを握っています。でも後から判明したのですが、このチューブを握っている握力は左右合計しても30台後半ということが判明しましたので、チューブを握るのに握力は関係ないようです。チューブ良くできていますね。
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一方こちらではメンズがお米を研いでいます。「メンズがお米を研いでいる」と書くといかにも二人で協力してお米を研いでいる感じがしますが、一方が真剣にお米を研いでいるのに対して、他方が口出しをしているだけです。そしてさもやっている感を出す。皆さんの職場や学校にもそういう人っていませんか。どこの職場にもいるということは、やっている感を出すスキルは後天的に習得可能なスキルなのかもしれません。
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更にこちらではヨーグルトをみんなで食べれるように小分けしています。
学生食堂の活動は二本松市の災害公営住宅若宮団地の集会所で実施しているのですが、団地の方が活動をしているとヨーグルトを始め、ゼリーやお菓子などを「これ、食べながらやって」と持って来てくれます。更に団地にお住いの方の中には、団地の近くで畑で野菜作りをしているかたもいるのですが、「これ、今取ってきたばかりの野菜で、新鮮だから食べてみて」と採れたてのトマトやキュウリ、ナスを持って来てくれた方もいました。浅漬けのキュウリを持って来てくれた方もいました。
それだけ団地の皆さんにとって親しまれている活動になってきたと思うと感慨深いです。
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本日の豚キムチ丼に頂いた浅漬けきゅうりを添えた完成品がこちらです。
もし皆さんが定食屋さんに入って、「暑い夏にぴったりの豚キムチ丼始めました」とお品書きに書かれていたら頼みたくなりませんか。
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というわけで、試食です。全員が揃っていなくても準備が出来た順から食べていく、というわけではなく、この写真を撮っている後ろでヨーグルトを小分けにしている作業をしておりました。
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ですので、試食全体像はこんな感じです。
そして途中の写真から学生さんが揃いのエプロンをしているのは、学生食堂の活動に災害ボランティアセンターを担当しておられる福島大学の教授が活動の様子見がてら、エプロンを持って来てくれた為です。
活動を周知するためのチラシには12時から食事の提供と書いてはあるのですが、11時30分を過ぎる頃には食事を取りに団地の方がやってきます。
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そうなると食べていた手は休めて、口だけモゴモゴと動かしながらテキパキとIMG_4157
個数は何個か、盛りはどうか等を確認しながら、提供する食事の用意をしてくれます。
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更には食事を提供する際に「暑くなってきているので熱中症に気を付けてくださいね」と季節にちなんだ声掛けから、いつも来てくれる方には「この前の食事の味はどうでしたか?」などの声掛けも欠かさずにしてくれます。
味もさることながら、この声掛けがあるから、学生食堂に来てくれる方が毎回増えているのかもしれません。
と、ここまでが学生食堂の活動レポートですが、活動終了後に学生の皆さんと男性チーム、女性チームに分かれてかくれんぼをして遊んで、負けた方の罰ゲームとしてやりました。結果は男性チームの2連敗。次回に備えて、こちらも腕立て伏せを日々欠かさず行いたいと思います。って、それだと負け前提ですね。

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