心踊るというかココロオドルと書くとOrange Range感が出てきます。
新型コロナウイルスの影響で今年の夏の時期のお祭りは軒並み中止になったところがほとんどです。夏の夜空を彩る花火大会も中止、お盆の帰省も中止となると、暗い話題ばかりが目につくようになってしまいます。
私どもの一般社団法人ちろるでお祭りをすることは無理でも、少しでもコロナでふさぎ込みがちが気分を盛り上げてもらうように、福島県二本松市内の災害公営住宅で縁日を開きました。
縁日で食べるものと聞かれて、日本人の70%(自社調べ。実際には調べていないので想像です)が食べると答えるたこ焼きです。
ただし素人が焼いているので、なかなか上手いこと丸くならなかったり、外はカリッと中はジューシーにはなってくれません。たこ焼き以外にもたい焼きも提供したのですが、これも毎日毎日鉄板の上で焼く位じゃないと泳ぐような姿にはならずに、焦げ目よつくなたい焼き君とか、腸が飛び出たぞたい焼き君、みたいな感じになってしまいます。
そのふがいなさから密を避けるために縁日で元気を皆さんへ、という目的だったのが、まさかの待っている人が密という場面もありました。
当初は50人ぐらい集まってくれれば成功と想定していましたが、合計で80名を超える方にお集まりいただきました。中にはたこ焼きが美味しかったからと一度部屋で食べて頂いた後に、再度買いに来て下さる方もいらっしゃいました。
お陰様でタコが足りなくなり、餡子も足りなくなり、満員御礼で縁日を終了することが出来ました。
コロナ禍で久しぶりに顔を会わせたという方々もいらっしゃったようで、待っている間も楽しそうにお話をしていました。人と話して笑顔になって、美味しい(かどうかは定かとして)物を食べて笑顔になって、少しでもコロナを忘れて楽しい気分になってくれたらこの縁日は成功です。
今年は夏のお祭りは出来ませんでしたが、このままいくと秋祭りも黄色信号が点滅しています。
クリスマスや年末年始にも外に出ないで家にいましょうね、なんてことにもなっているかもしれません。早くマスクをしないで、他者との距離を気にしないで過ごせるようになってもらいたいものですが、それまではしばらくこのような縁日をお楽しみください。
なお、この活動はパブリックソース財団様が事務局をしておられるREADY FOR「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金」の助成を受けて活動をしています。