2020年11月

旬の食べものって美味しいですよね。
菜の花が咲く少し前に土手で見かけたまだギュッと閉じているフキノトウ。
じっとしているのに汗をかく気温で食べるよく冷えたトマト。
七輪から煙が立ち上る脂がのってポテッとしたサンマ。
サッと茹でた絵具の緑をこぼしたかのようなホウレンソウ。
季節毎に美味しい食べ物は数多くあります。
今日はそんな美味しい食べ物に一つ加えてもらいくなるそんな商品をご案内。
なんだか急にテレビの通販番組みたいになりましたが、先日(11月21日)コロナ禍における3方良しでドレッシングを販売しましたという記事を掲載させて頂きましたが、今回はその第2弾。
秋の時期、もう冬になっているかもしれませんが、そんな時期にそっとあなたの胃を温めてくれる、ことはなくてもそっとあなたの胃を満たしてくれるのがこちらの
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ビッシリ並んだお芋のスイーツ。
こちらの商品も地元の大玉村の飲食店の料理人さんが地元産の様々な芋をふんだんに使ったお芋のスイーツです。
芋が本来もっている甘みを十二分に活かして、一口頬張れば口の中に自然と優しい甘さが広がります。上にぶどう豆がのっていることで食べる際に甘さの違いが生まれ、更には食感の違いが生まれます。
こちらの商品も地元の料理人さんが試行錯誤し、最初は芋を使って「金ののべ棒」ならぬ「芋ののべ棒」のような商品を作ろうとか、のべ棒には刻印が押されているから、のべ棒にも刻印を押そうとか、この芋スイーツになってからも芋の部分のかたさをどうするか、あまり柔らかすぎても食べている感じがしないし、堅め過ぎると芋らしさが失われるなど、二転三転していく様が、普段完成品しか口にする機会がないですけど、こうやって新しい食品が世に出ていくんだなと作っては首を傾げ、また新しく作り直す。この工程をいかに妥協なく繰り返すことが出来るのかによって、商品のクオリティが違ってくるということをずぶの素人ながら見学することが出来て、大変勉強になりました。
地元の農家さんの食材を用いて、地元の料理人さんが腕を振るい、地元の障がい者施設でパッケージングを行う。そして私は味見をする。見事なスクェアが出来ていますね。
こんな役回りですが、こちらの商品も11月28日からおおたま直売所で販売を開始します。
こちらの商品は食材の芋が季節ものであることから、期間限定での販売となります。興味がある方は是非直売所で手にとってみてください。
最後になりますが、こちらのコロナ禍における3方良しの関係に関する活動はパブリックソース財産様が事務局を務めておられるJ-Coin基金の第3回目助成を受けて実施していることを申し添えさせて頂きます。

サラダを食べる時にはマヨネーズをかけますか?
それともドレッシングをかけますか?
ドレッシングをかけるとしたら中華、ゴマ、和風、塩チョレギ、様々な派閥があります。
中華だけでは政権がとれないので、ゴマと和風と手を組んで、マヨネーズと対抗する、なんていう図式があるかもしれません。
それだけ「サラダに何をかけるか。何をかければ一番美味しくなるか」問題は根深い問題です。
でもこのブログではその何をかけるかに新しい提案をしたいと思います。
話は食卓から世界に飛びたいと思います。
現在新型コロナウイルスにより世界は未曽有の状況にあります。ある時目にしたテレビでは
①新型コロナウイルスの影響により緊急事態宣言が出されて、飲食店が営業することが出来ない。また緊急事態宣言後も客足が遠のいて、閉店を余儀なくされてしまうお店も多数ある。
②飲食店が閉店に追い込まれると、その飲食店に食材を納入していた農家も出荷先がなくなってしまい、せっかく野菜や肉などを作っても廃棄するしかない。
ということを放送していました。
さらには別日の新聞で
③新型コロナウイルスの影響を受けた企業の倒産が多数。障がいがある方の支援施設では企業からの下請け業務や孫請け業務を行って、障がいがある方が日中その作業に取り組んでいる。しかし企業からの委託業務量の減少により、障がい者施設も仕事がなくなり、支援施設も閉所を余儀なくされている所が全国に多くある。施設が閉所となれば、障がいがある方が行く場所がなくなり、社会参加の機会もなくなってしまう。
というような記事が載っていました。
そこで新型コロナウイルスの影響は多方面に出ていたとしても、上記の①、②、③に対して何か出来ることはないかと夜も寝ないで、時には昼寝をしながら塾講師、ではなくて熟考し、
・時短営業だったり、客足が遠のいた飲食店の料理人さんは比較的時間に都合がつくのではないか
・その料理人さん達に農家さんのせっかく作ったけれども出荷先がなくなってしまい、フードロスになりかねない食材を使って新商品を作ることはできないだろうか
・新商品を開発して販売すれば、飲食店や農家に収入が増えることにはならないか
・新商品を作る際に、どこかの業務を障がいがある方の支援施設に委託することで、障がいがある方の支援施設も仕事が増えて、閉所や時間を短縮しなくても済み、障がいがある方の社会参加の機会も確保されるのではないか
ということで、さっそく地元の飲食店に話をもっていったところ、是非一緒にやりたいとの二つ返事をいただき、地元の直売所にも話をもっていったところ、是非やりましょうとの回答。
話しがまとまってきたところで、後は肝心の財源ですが、私どもの法人の熱意を感じてくださったパブリックソース財団様が事務局をされているJ-Coin基金第3回目募集の助成を受けることが出来ました。そこで地元の障がいがある方の支援施設にもお声掛けを行い、受託している仕事が減っているのでお声掛けを頂けるのはありがたいとの返答だったので、これで
○飲食店にとっては新商品を開発してお客さんの手に取ってもらえれば、店舗だけではなく広く自分の作ったものがお客さんの口に届くことになるし、収入も増える。
○農家にとっては新商品を開発して販売する際の食材に自分が手塩にかけて作った野菜などが使われれば、フードロスになることもないし、収入も増える。
○障がい者支援施設も仕事があれば、障がいがある方の社会参加の場を確保することが出来るし、障がいがある方も社会参加の機会を継続することが出来る。
という3方良しの関係が生まれます。
さらに加えて
○新商品を手に取ってくれたお客さんも美味しくて喜ぶ。
ということになれば4方良しの三河商人を上回る「良し」が生まれます。四面楚歌ではなく四面良しだったら、劉邦軍に包囲された項羽も思わずニッコリしたことでしょう。
それで出来上がった新商品第一弾が
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「ちろる畑のにんじん生ドレッシング」と「ちろる畑のしょうが生ドレッシング」の2商品!
地元のにんじんやしょうがをたっぷり使って、地元の料理人が腕をふるい、そしてラベルを地元の障がいがある方の施設で貼ってくれた商品です。
11月21日、本日から福島県の大玉村「おおたま直売所」で販売しております。
お近くにお立ち寄りの際は是非おおたま直売所で、コロナに負けない地域力が詰まったちろる畑の生ドレッシングを手にとって見てください。

福島県では紅葉が山間部から平地にも降りてきましたね。
家から見える木々も赤や黄色に色づいて来て、外を散歩する方もカメラ片手に歩いている方がいらっしゃいますね。でもただ散歩するだけではもったいないですから、思わず感動的な景色を写真におさめたくなる気持ちもよく分かります。
そんな秋が日に日に深まっている、11月14日に復興公営住宅表団地で新そば祭りを実施しました。
主に郡山市で活動をされているそば打ち名人の武田名人にお越しいただき、そば打ちの基本を教えてもらいながら、美味しいそばを食べるだけではなく、打てるようにもなれたらいいなというイベントです。
今日は私の余計な文章は完全に蛇足ですので、武田名人のそば打ちの様子を写真メインに紹介させていただきます。
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まずそば粉を濾し器を通し、
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そば粉1キロに対して、水およそ500mlを入れて混ぜていきます。
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混ぜるとこのように段々と塊になってきますので、
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一塊にしてこねていきます。
力を込めておよそ150回ぐらい全集中でこねることによって、食べた時にこしがあるそばになるそうです。
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こねおわりましたら、それを菊練りにして、記事の中から空気を抜いていきます。
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それをまずは手で伸ばしていき、
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棒で伸ばしていきます。
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参加者の方も伸ばし棒を使って、そばを伸ばす体験をしています。
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名人は簡単そうにごく自然にやっておられますが、いざやってみるとなかなか棒も上手く扱えませんし、まして丸く伸ばすなんて至難の業です。
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というわけで、再び武田名人にバトンタッチして、今度は四角く伸ばしていきます。
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畳だったら半畳ぐらいの大きさになりました。
素人がやってもなかなか大きくも丸くも四角くもならなかったのに、名人がやると魔法でも使っているのかというぐらいにあっという間に半畳です。座って半畳、寝て一畳といいますから、これだけスペースがあればこの上で生活も出来てしまいそうです。
でももちろん美味しいそばの上で生活をするわけにはいきませんから、このそばを
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たたんで、
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切っていきます。
この切るのも参加者が体験しましたが、太さがいびつになったり、武田名人のようにリズミカルな音はとてもじゃないけど奏でることが出来ません。
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見てください。この細く揃ったそばを!
さすが、武田名人。そばを切る包丁さばきが16連射です。
って、それは高橋名人ですね。
昔高橋名人に憧れて、ファミコンのAボタンを連射したけど10連射ぐらいが限界だったのはいい思い出ですけど、果たしてどれぐらいの方が高橋名人を知っているのか、ファミコンのコントローラーを連射したのか、きっとそれらの方々は35歳は超えている、もしくは40歳も超えているかもしれません。
それらの方々はきっとビックリマンチョコも集めたりして、スーパーゼウスだシャーマーカーンだ、と言ったキラキラシールに一喜一憂したことでしょう。
是非それらの方々と今度飲みにでもいきたいものです。
と、全く余談になってしまいましたが、
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お湯が沸騰するまでの雑談だと思って聞き流してください。
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今日の新そば祭りは新型コロナウイルス感染防止のために表団地の住む階層毎に時間を分けて、来場者が一度に集中することがないようにしています。
11時からそばをお渡しですが、武田名人だけではなく、参加者の方も混じって一緒にそば打ち体験をしたので、自分が打ったそばを自分で食べるのはきっと美味しいことでしょう。
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そしてそばを食べるのも新型コロナウイルス感染防止のため、集会所内は一切使用せず、外で食べるか、自宅に持って帰って食べるかとさせていただきました。
そばを食べた方からは
「こしがあって、とっても美味」
「こんなに美味しいそばを食べれたから、明日死んでも構わない」
なんていう嬉しいお言葉をいただきましたが、美味しいそばを食べて、明日からも元気にそれぞれの日常を送っていただければと思います。

皆さんは何か悩みごとや心配ごとはありますか?
家族のこと、恋人のこと、テストの結果、職場での人間関係、将来のこと、新型コロナウイルスやインフルエンザ、病のことなど生きていれば四方山の悩みごとや心配ごとがあって当たり前です。
そのあって当たり前の悩みごとや心配ごとを皆さんはどうしていますか?
誰かに相談するのでしょうか。
それとも秘めたる思いの如く、胸の奥にジッと潜ませるのでしょうか。
それとも悩みごとや心配ごとを解決するために、自分で決断して自分で行動を起こすのでしょうか。
色々な方がいらっしゃることと思いますが、悩みや心配ごとがあった場合に相談したいのに相談できる相手がいなくて、仕方なく一人で抱えなくてはいけない。結果自分の中でその悩みや心配ごとが大きくなっていって、過度なストレスや精神的なすり減り、消耗となってはよろしくないですよね。
明日は明るい日と書くわけですから、明るい明日を迎えることが出来るように、
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本日(11月13日)よろず相談所を開設しました。
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開設場所は地域・子育て支援センターぷらすさんの地域交流スペース。
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本日はどのような相談があるか、もしくはないかは分かりませんが、大事なことは相談できる場所があるということです。そしてそういう場所があるという事を頭の片隅に入れてもらうことです。
例え今日は相談者がいなくてもチラシを受け取ってくれた方が時間がある時に電話で相談をしてくれるかもしれません。メールかもしれません。必要があればZoomだってできるわけですから、離れた対面だってできます。
相談しても問題がすぐには解決しないかもしれません。
でも誰かに話すことで悶々としている問題がハッキリするかもしれません。
話すことで少しは楽になるかもしれません。
よろず相談所は悩みごとや心配ごとを抱える方の少しでも力になれるように、明日への活力を見いだせる場になるようにしていく予定です。
なおこの活動はしんぐるまざあず・ふぉーらむ様の「だいじょうぶだよ!基金 ひとり親支援事業助成」を受けていることを末尾になりましたが、報告させていただきます。

家のエアコンが調子が悪いです。どのぐらい悪いかというと鬼滅の刃で言えば鬼舞辻無惨ぐらいというと、今の鬼滅ブームに乗っている人には伝わると思います。
ですから気温が冷える夕方から翌日の朝までは、設定温度を28℃にしていても指がかじかみます。
そんな中着てはもらえぬセーターを寒さこらえて編んだりはしていないですけど、読んではもらえぬブログを寒さこらえて書いています。でも全く読んでもらえないわけではなく、アクセスカウンターの数字を見てみると昨日で10人、今日は21人の方がこのブログをご覧になってくださっているので、精一杯気持ちを込めてセーターを編みたいと思います。
ではなくて、ブログを書きたいと思います。
本日(11月13日)、二本松市のまゆみぷらすさんで11月の男の料理教室を開催しました。
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男の料理教室ではまず包丁を研ぐところから始まります。
包丁を研ぐというと昔話では老婆の専門スキルみたいな感じがしますが、
男の料理教室ではそんな固定概念を覆し、「男たるもの包丁の切れ味重視」とかの有名料理人が言ったとか言わないとか、多分言ってはいないと思うのですが、道具は大事ですからね。
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よく切れる包丁でニンニクをみじん切りにしています。
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こちらではベーコンをスライス。
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先ほどのニンニクのみじん切りにしたものをオリーブオイルの海に投げ込んで、マグマで浸していきます。
なんのこっちゃらなのですが、トマトソースを合わせていきます。
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そして白い粉。というと表現がよろしくないのですが、実際には強力粉やらドライイーストやらに水を入れてこねていきます。
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十分にこねたら、それを10分寝かせます。
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それを均等に切り分けて、
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円の形になるように伸ばしていきます。
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お好みの具材をトッピングして、
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ピザ釜に入れて、
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320℃の温度で焼けば、あっという間に(実際には2分30秒)、
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美味しいピザの完成です。
この生地の焼き色やチーズの溶け具合を見て頂ければ、完成度は一目瞭然だと思います。
このピザを食べると冷凍ピザが食べられなくなるとある方が言っておられましたが、その気持ちが一口頬張ればすぐに分かりました。
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こりゃ、イタリアじゃ。
本場のピザを食べたことがないので、今一つ比較対象が定かではないのですが、その辺のお店にも負けていない味です。そしてお店ではレシピにのっていないピザはもちろん食べることは出来ませんが、自分でピザを作れば世界で一つだけのピザが作れるわけです。
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こんな様々なチーズがのったピザや
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こんなコーンがたっぷり乗ったピザだって出来ちゃうわけですからね。
って、どれもピザチェーンのメニューに載っているものですね。
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いつもは調理が終わったら、場所をテーブルに移動して食べるのですが、今日は熱々のピザを食べるわけですから、キッチンをみんなで囲んで焼いたら食べるを繰り返しました。
途中からはお腹いっぱいになって、低音の消防車のようにウーウー唸っていたんですが、不思議とピザが焼きあがると美味しそうな見た目と香りに誘われて、ついつい食べてしまうんですよね。
このブログをご覧になっている方がピザが食べたいなと思ってくれたら、かじかんだ指でブログを書いた甲斐があるというものです。
美味しいピザを食べて、大きな声でボーノと叫びましょう。

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